バンガードソニック(スーパーIIシャーシ)の改造に挑戦してみたよ!

改造したバンガードソニックを斜め上から見下ろしたところ

ミニ四駆ステーション大会(3レーンでの店舗レース)用に、バンガードソニックを組み立て・改造してみました。


バンガードソニックの概要

バンガードソニックは、ミニ四駆漫画「爆走兄弟レッツ&ゴー」の主人公の1人、星馬烈のマシンです。 「フルカウルミニ四駆」と呼ばれる系統のミニ四駆(車輪がボディに隠れるタイプのマシン)の1つで、タイヤを覆い隠すような迫力のあるボディ。 さすが主人公機だけあって、とてもかっこ良いです。

第2次ブームの頃に出版されたミニ四駆書籍に掲載されているバンガードソニック

第2次ブームの頃はスーパー1シャーシに搭載されていましたが、その後、高性能なスーパーIIシャーシ(しかもカーボンファイバー配合)版で、再発売されました。 カーボンファイバーが配合されると、頑丈になるので壊れにくくなります。 その上、滑らかになって摩擦抵抗が減る感じがします。 至れり尽くせり、まさにプレミアムなのです☆

ミニ四駆超速ガイド2013に掲載されているバンガードソニック
フルカウルミニ四駆シリーズ No.35 バンガードソニック プレミアム (カーボンスーパーⅡシャーシ)

スーパーIIシャーシは、小型ながらも頑丈で、拡張性も十分。 サイドバーを取り外しできたり、前輪のすぐ後ろにFRPプレートをネジ止めできたりします。 汎用性が高く、コースに合わせた柔軟なセッティングができるので、特に上級者に人気があります。

改造したバンガードソニックの詳細

これが、改造したバンガードソニックです。 ボディカラーは赤と白を基調として、原作のソニックの色合いをベースに、少しアレンジしてみました。

改造したバンガードソニックを斜め上から見下ろしたところ

今回は、あまり手を加えずに、シンプルな改造を目指しました。 原作では、「ソニックはコーナーに強い」という設定があるので、その辺をちょこっと意識しています。

改造したバンガードソニックを真上から見下ろしたところ改造したバンガードソニックを真横から見たところ
改造したバンガードソニックを正面から見たところ改造したバンガードソニックを真後ろから見たところ

改造その1:ダンガンレーサーのホイールをスタビヘッドにしてみた

レギュレーション(公式大会の規則)では、ダンガンレーサーのパーツを使うことが認められています。

そこで、ダンガンレーサーの前輪(セットアップスキッドホイールセット(11・13・15mm))をスタビヘッドにしてみました。 前のローラーは3レーン向きの「13mmオールアルミベアリングローラー」にして、前輪は11mmのものを取り付けました。

バンガードソニック(フルカウルミニ四駆)に取り付けたスキッドホイールバンガードソニック(フルカウルミニ四駆)に取り付けたアルミローラー

ミニ四駆にも、11mmのスタビヘッドがありますが(大径スタビヘッドセット(11mm、15mm))、見比べるとダンガンレーサーの前輪の方が、安定性が期待できます。

ダンガンレーサーのスキッドホイールとミニ四駆のスタビヘッド

ダンガンレーサーのホイールにも、ミニ四駆と同様、6mmのボールベアリングをセットできます。 そこで、キット付属の赤いスペーサーとハトメをはめて、ビス止めして固定しました。


フロントバンパーは「HG カーボンフロントステー(1.5mm)フルカウルミニ四駆タイプ」で補強しつつ、左右のローラー幅を広げました。 大変高価なグレードアップパーツですが、フルカウルミニ四駆のボディに当たらない上に、とても軽くて頑丈です。

バンガードソニック(フルカウルミニ四駆)に取り付けたカーボン製のプレート

下は「フロントアンダーガード」の代わりに、「2mm丸ビス用ハイトワッシャー(6個)」を取り付けています。

アンダーガードを取り付けると、ジャンプ台などのアップダウンでコース床にシャーシが直接当たるのを防止できるので、走行がスムーズになるだけでなく、ミニ四駆が長持ちします。 ただ、バンガードソニックは車輪が小径なので、極端に地上高が低くならないよう、この方法にしました。

バンガードソニック(フルカウルミニ四駆)に取り付けたビス&ハイトワッシャーその2バンガードソニック(フルカウルミニ四駆)に取り付けたビス&ハイトワッシャーその1

前の地上高を下げ過ぎると、コース床から受ける衝撃が増大するので、シャーシの寿命が短くなります。 さらに、バーニングブリッジやヘルクライムのような急坂を登ることができなくなったり、芝セクションでミニ四駆が止まってしまったりします。 あまり良いことが無いんですね。

あくまでも目安ですが、フロントバンパーの地上高は、3mmぐらいがお勧めです。

改造その2:EXサイドステーとFRPプレートを取り付けてみた

横にマスダンパーを装着できるように、「AO-1028 ミニ四駆EXサイドステー」と「FRPマルチ補強プレート(ショート)」の赤色バージョンを取り付けました。 

バンガードソニック(フルカウルミニ四駆)に取り付けたEXサイドステーとFRPプレートその1バンガードソニック(フルカウルミニ四駆)に取り付けたEXサイドステーとFRPプレートその2

ビスは、前から2番目の穴に取り付けました。 1番前だと、ボディにマスダンパーが当たってしまうからです。 他のボディなら、もっと前に取り付け可能ですが、ここはちょっとガマンです。

ちなみに、マスダンパーの取り付け位置は「前輪のすぐ後ろが、最も安定する」と言われているので、なるべく前にビスを取り付けるのが理想です。
> 詳細は「ダンパーセッティングをマスターしよう!」を参照。

改造その3:後部にスライドダンパーを取り付けてみた

コーナー重視の設定を意識して、リヤバンパーはスライドダンパーにしてみました。 強度を上げるため、上側にFRPプレートを挟んでいます。

ガイドローラーは、「17mmプラリング付 アルミベアリングローラー」にしました。 径が17mmのプラローラーは、軽い上に接地面積が広いので、安定性も高め。 コーナーに強い、ソニックらしいパーツだと感じます。

バンガードソニック(フルカウルミニ四駆)に取り付けたスライドダンパーその1バンガードソニック(フルカウルミニ四駆)に取り付けたスライドダンパーその2

スライドダンパーは、バネが内蔵されている特殊なバンパーです。 ミニ四駆がコーナーを走る際、ガイドローラーが壁に当たると、内側にスライドします。 そして、壁から受ける衝撃を吸収しつつ、ミニ四駆の進む方向を内向きに変えてくれます。 その結果、安定性を高めつつ、コーナーを素早く走り抜けることができるのです(ミニ四駆って、ハイテクですね〜)。

通常のダンパーとスライドダンパーのコーナー走行の比較

このスライドダンパーは、「リヤースライドダンパー・ブレーキセット」と「カーボン強化リヤダブルローラー(3点固定タイプ)」を組み合わせた自作パーツです。 リヤースライドダンパーはネジ1点止め方式なので、ハイパーダッシュ2モーターのような高速モーターには、耐えることができません。 でも、このようにすれば大丈夫です。

改造前のリヤースライドダンパーとリヤダブルローラーステー (3点固定タイプ)

改造前のリヤースライドダンパーとリヤダブルローラー(3点固定タイプ)。 不要な部分をカットしてから合体させる。 改造方法の詳細は、「スライドダンパーを自作してみよう!」を参照。

ジャパンカップ2013では、フロントとリヤのスライドダンパーが先行発売されています。 これらを購入すれば、スライドダンパーを自作する必要がありません。 しかも、19mmよりも小さなガイドローラーの幅を、広げることが可能です。 ミニ四駆の世界も、どんどん便利になってゆきますね☆

新発売の前後スライドダンパーのグレードアップパーツ

改造その4:ホイールにシャフトを貫通させてみた

ピンバイス(ドリル)でホイールに穴をあけて、シャフトを貫通させました。 こうすると、ホイールのブレがほとんど無くなります。 その結果、ミニ四駆のスピードと安定性がアップします。

ホイールシャフトは、スーパーX・XXシャーシ専用の「72mmブラック強化シャフト(4本)」を使用しています。 また、車輪はキット付属のホイールとタイヤを、そのまま活用しています。

バンガードソニック(フルカウルミニ四駆)のホイールを貫通させたところ(左前)バンガードソニック(フルカウルミニ四駆)のホイールを貫通させたところ(右前)
バンガードソニック(フルカウルミニ四駆)のホイールを貫通させたところ(左後)バンガードソニック(フルカウルミニ四駆)のホイールを貫通させたところ(右後)

ホイールに貫通させる際は、ハンマーでシャフトを打ち込みます。 ハンマーは小型の方が作業しやすいので、「マイクロハンマー(交換ヘッド4タイプ付き)」をお勧めします。

改造その5:ブレーキを色々と改造してみた

リヤバンパーの下にブレーキを取り付けて、さらに次のように改造してみました。

穴をあけてビスを貫通

ブレーキの両端から少し離れた箇所に、ピンバイス(ドリル)で穴をあけて、ビスを通しました。 こうすれば、後部にもマスダンパーを取り付けることができます。 次のように、FRPプレートをネジ止めしてから作業すれば、左右均等な位置に穴をあけることができます。

改造したバンガードソニックを真後ろから見たところブレーキにピンバイスで穴をあけようとしているところ

両端を少し切断

コーナーでスライドダンパーが機能すると、急カーブではブレーキが壁に当たってしまいます。 それを防ぐために、ブレーキの両端を少しだけ切断しました。

ノーマルブレーキ(左)と両端を切断したブレーキ(右)

オーバルホームサーキット(内側のコーナー)を用いて、実際に確認してみました。 スライドダンパーが機能しても、ブレーキやマスダンパーが、コーナーの壁に当たらないことが分かります。

コーナーでスライドダンパーが機能しているところコーナーでスライドダンパーが機能しているところ(拡大)

ブレーキスポンジにテープ貼り

ブレーキに「ミニ四駆マルチテープ(10mm幅 ブルー)」を貼り付けて、スポンジ部分を覆うことができるようにしました。 こうすると、ワンタッチでブレーキの有効・無効が切り替え可能になります(スイッチでON/OFFするイメージ)。

ブレーキにミニ四テープを取り付けたところ

ブレーキのON/OFFは、次のように、別のテープで固定します(左がブレーキ無効、右がブレーキ有効)。 練習走行ではブレーキを無効にして、マスダンパーを駆使してもコースアウトする場合は有効にします。 ブレーキを効かせなくて済むなら、それに越したことはないからです。

ミニ四テープで覆ってブレーキを無効にしたところミニ四テープをめくってブレーキを有効にしたところ

最初は、単純にテープを貼ってブレーキ無効にしていたのですが、剥がすたびにブレーキスポンジがほんのり摩耗するのが気になったので、この方法に変えました。 大会では車検が通らない(地上高1mm以下に違反する)可能性があるので、取り外します。

改造その6:アルミモーターサポートを取り付けてみた

スーパーIIシャーシ専用のグレードアップパーツ「アルミモーターサポート」を取り付けました。 MSシャーシのクーリングシールドと同様、モーターの放熱性能(熱を逃がす効果)が上昇するので、速度維持が期待できます。

バンガードソニック(フルカウルミニ四駆)に取り付けたアルミモーターサポート

このパーツは、アトミックチューンモーターぐらいなら、長時間走行させない限り不要ですが、ハイパーダッシュ2モーターで走らせるなら、取り付けた方が良いでしょう。

改造その7:ワンロックギヤカバーに交換してみた

スーパーIIシャーシは、ギヤカバーがネジ止め方式になっています。 そのおかげで、走行中の衝撃でギヤカバーが外れるアクシデントは無くなるのですが、反面、モーターやギヤの交換に手間がかかってしまいます。

そこで、キット付属のギヤカバーを、スーパーIIシャーシ専用のグレードアップパーツ「強化ギヤ&ワンロックギヤカバー(スーパーIIシャーシ用)」に変更しました。

バンガードソニック(フルカウルミニ四駆)に取り付けたワンロックギヤカバーその1バンガードソニック(フルカウルミニ四駆)に取り付けたワンロックギヤカバーその2

このように、ワンタッチでギヤカバーを外すことができるようになります。 大変便利なので、スーパーIIシャーシを使うなら、ぜひ交換してみてください!

まとめ

今回の改造をまとめると、次のようになります。

  • ①ダンガンレーサーのホイールをスタビヘッドにした ※安定性アップ↑
  • ②EXサイドステーとFRPプレートを取り付けた  ※  〃
  • ③後部にスライドダンパーを取り付けた       ※スピードアップ↑、安定性アップ↑
  • ④ホイールにシャフトを貫通させた         ※       〃
  • ⑤ブレーキを色々と改造した            ※安定性アップ↑、メンテナンス性アップ↑
  • ⑥アルミモーターサポートを取り付けた       ※スピードアップ↑
  • ⑦ワンロックギヤカバーに交換した         ※メンテナンス性アップ↑

重量は、電池無しで122.2gです。 シンプルな改造を心がけたのですが、フルカウルミニ四駆はボディが重いので、どうしても重量が増えてしまいがちです。

改造したバンガードソニックの重さを量ったところ(電池無し)

このミニ四駆で、東京新橋にあるタミヤプラモデルファクトリーのコース(下の写真)を走らせてみました。 ライトダッシュモーターまでは何とか走りきることができるのですが、ハイパーダッシュ2モーターだと、時々コースアウトしてしまいます。

東京新橋にあるタミヤプラモデルファクトリーに設置されているコース

もっと走りを安定させるには、車輪を中径ローハイトにした方が良いのかも知れません。 他には、「マスダンパーを前2箇所にも取り付け可能にする」「ボディ自体をマスダンパーにする」という方法も考えられます。 店舗レースに出走させるには、もう少し改良する必要がありそうです。

バンガードソニック(フルカウルミニ四駆)にマスダンパーを取り付けたところその1バンガードソニック(フルカウルミニ四駆)にマスダンパーを取り付けたところその2

フルカウルミニ四駆は、ボディ重量のためにスピード面で不利なので、ジャパンカップは厳しい感があります。 でも、速度より安定性が求められる小規模な店舗レースなら、改造次第で十分戦えるはずです。 せっかくここまで改造したので、もっと調整してみます。

改造したバンガードソニックを斜め上から見下ろしたところ

以上、バンガードソニック(スーパーIIシャーシ)の改造でした(^-^)


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