ブラストアロー(MAシャーシ)の改造に挑戦してみたよ!

改造したブラストアローを斜め上から見たところ

最新のMAシャーシを搭載した、ブラストアローの改造に挑戦して1ヶ月が経過。 ようやく形になってきたので、公開します。


ブラストアローの概要

ブラストアローは、最新のMAシャーシを搭載した、とても高性能なミニ四駆です。
> 詳細は、「ブラストアローを作って走らせてみたよ!」を参照。

ブラストアローの箱
ミニ四駆PROシリーズ No.35 ブラスト アロー(MAシャーシ)

初期性能はトップクラスなので、ノーマルモーターをハイパーダッシュモーターPROに変えるだけで、あっという間に速くなります。 また、完成度が高いので、初心者には非常に有り難い反面、下手にシャーシを改造すると全体のバランスが崩れてしまい、かえって性能が下がるという、やっかいな面もあります。

これは、改造好きのレーサーにとっては、挑戦欲が刺激されて、たまらないですよね☆

改造したブラストアローの詳細

これが、改造したブラストアローです。 ボディの色は、夜空を貫く黄色い矢(アロー)をイメージしました。

改造したブラストアローを斜め上から見たところ

ブラストアロー(MAシャーシ)の難点は、車体が重いことです。 ボディがとにかく重いんですね。 その結果、他のミニ四駆に比べて、どうしても重心が高くなってしまいます。 速くするのは簡単なのですが、いかに安定性を高くするかが課題でした。

改造したブラストアローを真上から見たところ改造したブラストアローを横から見たところ
改造したブラストアローを正面から見たところ改造したブラストアローを後ろから見たところ

改造その1:ボディ全体をマスダンパーにしてみた

「ボディが重いという短所を、何とか長所にできないだろうか?」
と考え続けた結果、
「ボディをマスダンパーの代わりにしてみたらどうだろう」
というアイデアが湧きました。

そこで、ボディ後部にある穴をピンバイスで貫通させて、FRPプレートをビス止めしました。 それから、提灯(ちょうちん)と同じ発想で、シャーシ後部にも2本のビスを取り付けて、ボディと連結させました。 さながら、ボディ提灯ならぬ、ボディダンパーといった感じです。

ボディ後部にビス止めしたFRPプレートボディとシャーシの連結部分

FRPプレートは「ミニ四駆PRO FRPサブプレートセット」を、少し短く切ったものを使用しました。

FRPプレートとボディの間は、「軽量ハイマウントローラー」に入っている角度調整パーツを使っています。 このパーツは、現在、お店ではほとんど見かけませんが、「ローラー角度調整プレートセット」に入っている角度調整プレートを何枚も重ねれば、同じことができます。

もし改造の腕に自信があるなら、各種グレードアップパーツに入っているプラスチック製のスペーサーを、斜めに削るという方法もあります。 ただし、難易度はかなり高いです。


次に、ボディ側面の両側にもマスダンパーをビス止めして、重心を下げつつボディダンパーの効果を上げるようにしました。

ボディ側面の両側に固定したマスダンパー

試しにボディを持ち上げて、手を離してみます。 すると、次の写真のようになります。 立体コースでジャンプした時は、ボディ全体がマスダンパーのように機能します。

ブラストアローのボディを持ち上げたところブラストアローのボディから手を離したところ

シャーシにボディを固定するため、ビスにゴムを取り付けています。 最初はロックナットで固定していましたが、電池やモーターを交換するたびにナットを開け閉めするのは手間がかかるので、ゴムに変更しました。 このゴムは、「MSシャーシ マルチブレーキセット」に付属されているゴムを、短く切ったものです。

ボディをシャーシに固定するゴムゴムを取ってシャーシを外したところ

ボディの裏側(左)とシャーシ後部(右)です。 シャーシ後部は少しニッパーで切断して、ボディ後部に取り付けたビスが当たらないようにしています。

改造したブラストアローのボディの裏側シャーシ後部をアップしたところ

ボディダンパーが、電池カバー周辺に当たるようにするため、「アンダースタビヘッドセット」の黄色い部品をネジ止めしています。 マスダンパーの取り付け位置は、「前輪のすぐ後ろが、最も安定する」と言われているからです。
> 詳細は、「ダンパーセッティングをマスターしよう!」を参照。

改造したブラストアローのボディの表側のアップ改造したブラストアローのボディの裏側のアップ

FRPプレートの穴には、ハトメを入れています。 最初はハトメ無しでしたが、走らせているうちにビスとの摩擦で穴が広がってしまったからです。 ハトメは瞬間接着剤でFRPプレートに固定して、飛び出た部分はニッパーで切断しました。

改造したブラストアローのボディ後部のアップ(表側)改造したブラストアローのボディ後部のアップ(裏側)

ボディとシャーシを連結するビスは、両ネジシャフトを使用(ネジ部分をニッパーで切断)しました。 両ネジシャフトは、「大径スタビヘッドセット(11mm,15mm)」、「大径スタビヘッドセット(17mm)」、「AO-1024 2x38mm両ネジシャフト(4本)」などに入っています。 また、ボディに取り付けたマスダンパーは、「マスダンパー スクエア(6×6×32mm)」の限定版(銀色バージョン)です。

改造したブラストアローのシャーシ後部のアップボディダンパーに使用したグレードアップパーツ

改造したブラストアローと、無改造のブラストアローのボディを比較してみます。 もともとの形状と、なるべく変わらないように、意識してみました。 大径ホイール(後輪)と当たらないようにするため、ボディ後部は削っています。

改造したブラストアローとオリジナル版のボディを比較したところ(正面)改造したブラストアローとオリジナル版のボディを比較したところ(後部側面)

ボディの重さは、43.1gです。 マスダンパー(ヘビー)の、およそ5倍の重量なので、ボディダンパーの効果は、かなり期待できます。

改造したブラストアローのボディの重さを量ったところ

改造その2:小径ホイールをスタビヘッドにしてみた

コーナーでの安定性を高めるため、小径ホイールを加工して、スタビヘッド代わりに取り付けました。

小径ホイールは、「フルカウルミニ四駆」と呼ばれる系統のミニ四駆(車輪がボディに隠れるタイプのマシン)に入っていて、大きさは17mmです。 前後のガイドローラーの大きさは19mmなので、ぎりぎり大丈夫なのですね。 最初は、前後のガイドローラー上の4箇所に取り付けていましたが、後部は無くても大丈夫そうなので外しました。

スタビヘッド代わりに取り付けた小径ホイール後部のガイドローラー

小径ホイールをスタビヘッド代わりにする改造は、今回初めての採用でした。 実際に走らせてみると、コーナーは抜群に安定します。 また、ジャンプ着地後、左右に体勢が崩れても、スタビヘッドがコースの壁に当たるので、すぐに体勢を整えてくれます。

この改造は、大会で見かけたのを真似してみたのですが、なかなかいい感じなので、お勧めです☆

改造その3:モーターの冷却性能を上げてみた

シャーシ上部のモーター付近を、バッサリと切って、モーターと空気が触れる面積を広げました。 また、ボディの窓にも穴をあけて、走行中、内部に空気を取り込むようにしました。

中央部のモーター付近改造したブラストアローのシャーシとオリジナルのシャーシを比較したところ

ハイパーダッシュモーターのような高速モーターは、すぐに熱が上昇します。 モーターが熱くなると、やがてミニ四駆のスピードが落ちてきます。 走行中、モーターが少しでも風に当たってくれれば、熱の上昇を遅らせることができます。 その結果、トータルのタイムが短くなります。

ジャパンカップのレースを観察していると、途中まで、いい勝負で走っていた2台のミニ四駆が、最終的には大差で終わるケースを見かけます。 負けた側のミニ四駆は、おそらくモーターの熱上昇によって、スピードがダウンしたからだと考えられます。 モーターの冷却性能って、結構重要なんですね。

改造その4:前バンパーの位置を調節可能にしてみた

シャーシ前部のバンパーを思い切って切断して、代わりにFRPプレートとHGカーボンプレートを2枚重ねにしました。 使用したFRPプレートは「スーパーXシャーシ・FRPマルチ強化プレート」、HGカーボンプレートは「HGカーボンマルチワイドステー(1.5mm)」です。

HGカーボンプレートの代わりに、安価な「FRPマルチワイドステー」で代用できます。 この場合、強度は2/3に下がりますが、それでも余程のことがない限り、ねじ曲がることはないでしょう。

改造したブラストアローの前部を見たところ改造したブラストアローとオリジナルの前部を比較したところ

この改造で、前バンパーの取り付け位置を、前後に移動させることができます。 前側に取り付けた場合、直進性とコーナーでの安定性が高くなります。 後側に取り付けた場合、コーナーの曲がり方がシャープになります。 今はコーナー重視のセッティングとするため、後側に取り付けています。

改造その5:前後の車輪を別々にしてみた

前後のホイールとタイヤを、ノーマルのローハイトタイヤ&ホイールから変更しました。 前輪は「ナローワンウェイホイールセット(ワイドトレッドタイプ)」、後輪は「大径ハードローハイトタイヤ&カーボン強化ホイール」です。

改造したブラストアローの前輪改造したブラストアローの後輪

前輪のワンウェイホイール内部には、ノーマルよりも重い真ちゅうピニオンギヤを入れました。 前後の車輪のバランスをとることと、重心を下げることが目的です。 真ちゅうピニオンギヤは「8Tピニオンギヤセット(真ちゅう/プラスチック・各4個)」に入っています。 また、一部の両軸モーターに、最初から取り付けられています。 モーターから外す際は、「ミニ四駆 ピニオンプーラー(ブルー)」を使用します。 釘抜き等の工具で強引に抜こうとすると、モーターが壊れてしまうので気をつけてください。

後輪のカーボン強化ホイールは、思い切って軽量化しました。 また、タイヤは「レッドローハイトタイヤ&ダークシルバーホイール(ディッシュ)」のハードタイヤを無理矢理入れました。 そのまま入れようとすると切れる恐れがあるので、タイヤをよく揉んでから、まずはノーマルの大径ホイール(直径23mm)に入れます。 1日ぐらい経つとタイヤが少しのびるので、カーボン強化ホイール(直径25mm)に入れます。 こうやって、段階的に入れるのがポイントです。

真ちゅうピニオンギヤとノーマルのピニオンギヤ改造する前のホイールと改造した後のホイール

大径ホイールにローハイトタイヤを入れると、大きさ(径)は大径と中径の真ん中(29.5mm)ぐらいになります。 大径タイヤよりも安定性が高くなり、中径タイヤよりもスピードが出るというメリットがあります。

この車輪変更によって、前輪でしっかりとコースをつかみながら、後輪はドリフトさせて(滑らせて)、コーナーをスムーズに走る感じになります。

改造その6:電池を取り出しやすくしてみた

シャーシ底部に穴をあけて、電池の取り出しが簡単になるようにしました。 また、サイドバンパーも使わないので、思い切って切断しました。

改造したブラストアローのシャーシ底部改造したブラストアローとオリジナルの底部を比較したところ

まとめ

今回の改造をまとめると、次のようになります。

  • ①ボディ全体をマスダンパーにした  ※安定性アップ↑
  • ②小径ホイールをスタビヘッドにした ※  〃
  • ③モーターの冷却性能を上げた    ※スピードアップ↑
  • ④前バンパーの位置を調節可能にした ※   〃
  • ⑤前後の車輪を別々にした      ※   〃
  • ⑥電池を取り出しやすくした     ※メンテナンス性アップ↑

重量は、電池無しで140.7gです。 このぐらいの重さになると、コースによっては、アトミックチューンモーターPROよりもトルクチューンモーターPROの方が速くなります。

改造したブラストアローの重さを量ったところ(電池無し)

このミニ四駆で、東京新橋にあるタミヤプラモデルファクトリーのコース(下の写真)を走らせたところ、ハイパーダッシュモーターPROやマッハダッシュモーターPROでも、しっかりと完走してくれました。 ブラストアローの改造に挑戦して1ヶ月、ようやく形になってきたと感じています。

タミヤプラモデルファクトリー新橋店の常設コース

ジャパンカップ(オープンクラス)でも通用するミニ四駆になるように、もう少し調整してみます。 今回紹介したミニ四駆が、ブラストアロー(MAシャーシ)を愛用している方に、少しでも役に立てれば嬉しいです☆

改造したブラストアローを斜め上から見たところ

以上、ブラストアロー(MAシャーシ)の改造でした(^-^)


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