スーパーXXシャーシの改造に挑戦してみたよ!(2)

スーパーXXシャーシ基本改造の外観その20

すべてのシャーシの中で、1番安定性が高い、スーパーXXシャーシ。 スピードではなく、安定性を武器にするシャーシです。 今回は、基本的な改造を紹介します☆


スーパーXXシャーシ改造(基本編)

今回は、スーパーXXシャーシの基本的な改造方法を紹介します。

次の写真は、「ファントムブレード ブラックスペシャル」を改造したミニ四駆です。 シャーシもパーツも、加工はしていません。

スーパーXXシャーシ基本改造の外観その1


車輪は中径にして、前後のタイヤを別々にしました。 前はローフリクションローハイトタイヤ、後はスーパーハードローハイトタイヤです。

【パーツの内訳】
前輪 後輪
ホイール ローハイトタイヤ&ホイールセット(Yスポーク)」のホイール 左記同様
タイヤ ローフリクション ローハイトタイヤ(2本 マルーン) ミニ四駆スターターパック MAパワータイプ(ブラストアロー)」のスーパーハードローハイトタイヤ

中径は、最高速度と加速力のバランスが良く、安定性も高いです。 キットの車輪が大径や小径でも、初めは中径がお勧めです。

タイヤ表面のデコボコは、「薄刃ニッパー(ゲートカット用)」か「精密ニッパー」を使って、カットしておきましょう。 ほんの少しのデコボコなら、走行中に削れて自然に無くなりますが、速さと安定性に関わるので、初めからカットしておくのが吉です。

タイヤのバリ取りその1タイヤのバリ取りその2
タイヤのバリ取りその3

ホイールは、前輪用と後輪用の2種類があるので、間違えないようにしましょう。 根元の部分が長い方が、後輪用です。

タイヤは両面テープで固定するのが基本ですが、それはハードまで(ソフト、ノーマル、ハード、スポンジタイヤ)の話です。 スーパーハードやローフリクションは、固くて外れにくいので、その必要はありません。 もし走行中に、ゆるんで外れるようになったら、その時に両面テープで固定すればOKです。

スーパーXXシャーシ基本改造の車輪

ホイールシャフトの軸受けは、「AO-1011 620ボールベアリング2個セット」です。 「丸穴ボールベアリング4個セット」や「六角穴ボールベアリング4個セット」よりも軸のブレが減るので、スピードも安定性もアップします。 マシン1台につき2セット必要ですが、メインのミニ四駆には、ぜひ取り付けましょう!

スーパーXXシャーシ基本改造の外観その4

車輪にホイールシャフトを入れる時は、小振りで使いやすい「マイクロハンマー(交換ヘッド4タイプ付き)」がお勧めです。 ホイールシャフトを垂直に入れて、上からトントン叩きましょう。

車輪の取り付けその1

車輪のブレが大きいと、速さも安定性もダウンしてしまいます。 車輪を取り付ける時は、次の点を意識してみてください。

【走りを良くする車輪の取り付け方法】
  • ①ホイールシャフトは、車輪に対して、なるべく垂直に入れる。
  • ②取り付けた後、手で回して、車輪のブレの大きさを確認する。
  • ③車輪のブレが大きい場合は、いったん抜いてから、入れ直す。
     →ブレが無くなるか、小さくなるまで、①②を繰り返す。
  • ※詳細は「VSシャーシの改造に挑戦してみたよ!(3)」を参照。

ミニ四駆のホイールのブレ確認のイメージ

反対側の車輪は、両手で挟むように入れます。 こちらも、車輪のブレをチェックしましょう。 もし、ブレが大きい場合は、シャフトを「ピンセットペンチ」でつまみながら抜いて、再び入れ直してチェックします。

問題なければ、取り付け工具(下の写真)を挟んで、最後まで押し込みます。 取り付け工具を引き抜けば、見た目は密着でも、なめらかに回転してくれます。 もし、なめらかに回転しない場合は、車輪を少しだけ引き抜きましょう。

車輪の取り付けその2車輪の取り付けその3

この取り付け工具は、プラバンで作成したもので、
「シャーシとホイールの間隔が 0.1mm未満で、しかも、車輪がなめらかに回る状態」
を作り出すことができます。 工具の作成方法は、「VSシャーシの改造に挑戦してみたよ!(3) – 取り付け工具の作り方」を参照してください。

ミニ四駆のホイール取り付け工具

同じ手順で、前後の車輪を取り付けます。

車輪の取り付けその4

ちなみに、「ローハイトタイヤ&ホイールセット(Yスポーク)」は、「ライキリ」のキット付属のホイールが、通常パーツとして販売されたものです。 でも、ただ形が違うだけではありません。 根元の先が、今までのホイールよりも、細くなっているんですね。

次の写真は、「ローハイトタイヤ&ホイールセット(ディッシュ)」のホイールと比較したものです。 見比べてみると、Yスポークの方が、細いことが分かります。

ローハイトホイールの比較その1ローハイトホイールの比較その2

根元の先が細いの、シャーシと当たる面積も狭くなります。 このため、車輪が回転する時の摩擦抵抗が減って、スピードアップが見込めるのです。

パーツは日々、改良されているのでしょう。 「新製品は良いもの」というわけで、新しいパーツが発売されたら、まずは使ってみるのが吉です。

なお、グリップ力の高いタイヤ(特にソフトとスポンジタイヤ)を使う場合は、ワンウェイホイールがお勧めです。 スーパーXXシャーシには効果てきめんで、コーナーが、もりもり速くなりますよ☆


シャーシは、パーツを取り付ける前にトラスビスを入れて、ネジ穴を作っておきましょう。 少し手間ですが、パーツの取り付けが楽になります。

ビス入れその1

ただし、フロント(前)バンパーにビスを入れる時は、少し注意が必要です。 次のように、トラスビスのカサ部分を、バンパーの角度(スラスト角)と平行に入れてください。
> スラスト角については、「ローラーセッティングをマスターしよう!」を参照。

ビス入れその2ビス入れその3

ミニ四駆は、シャーシがダメになったらおしまい(廃車)です。 シャーシは、ていねいに扱うことを、心がけましょう。


フロント(前)バンパーの上には、「FRPフロントワイドステー(フルカウルミニ四駆タイプ)」を取り付けました。 ガイドローラーは、「軽量2段アルミローラーセット(13-12mm)(ブルー)」、ビスは頑丈で曲がりにくい、25mmのキャップスクリュー(「2mm キャップスクリューセット(25mm・30mm)」)です。

スーパーXXシャーシ基本改造の外観その5

バンパーの下には、「フロントアンダーガード」を取り付けました。 ジャンプの姿勢を安定させたり、コースの壁に乗り上げても復帰させたり、リヤ(後)に取り付けたブレーキの効きを強めたりするなど、1つで何役もこなす、優れもののパーツです。

スーパーXXシャーシ基本改造の外観その6

ガイドローラーのスラスト角は、「ローラー角度調整プレートセット」で調節してみました。 角度調整プレートチップ(2度)を、スラスト角が減るように取り付けて、4.5度にしています( 6.5 – 2 = 4.5 )。 コーナーを走る時、安定性が下がる代わりに、スピードがアップします。

スーパーXXシャーシ基本改造の外観その7ローラー角度調整プレートチップ(2度)
スーパーXXシャーシ基本改造の外観その8スーパーXXシャーシ基本改造の外観その9

取り付けは、次のように行います。

10mmビスに大ワッシャーを入れて、FRPプレートに通します。 それを、シャーシに取り付けます。

スーパーXXシャーシ基本改造のパーツ取り付けその1スーパーXXシャーシ基本改造のパーツ取り付けその2

シャーシの下には、6mmビスに小ワッシャーを入れて、フロントアンダーガードを取り付けます。 前述の10mmビスが下に突き出ているので、1点止めで固定することができます。

スーパーXXシャーシ基本改造のパーツ取り付けその3スーパーXXシャーシ基本改造のパーツ取り付けその4

25mmのキャップスクリューに大ワッシャーを入れて、さらに角度調整プレートチップ(2度)を入れます。 チップの向きを間違えると、スラスト角が、逆に強くなってしまうので注意です。 写真をよく確認しながら、入れてみてください。

スーパーXXシャーシ基本改造のパーツ取り付けその5

25mmのキャップスクリューを、FRPプレートの下から通します。 上からも、大ワッシャーを入れて、さらに角度調整プレートチップ(2度)を入れます。 ここでも、チップの向きを間違えないよう、注意してください。

スーパーXXシャーシ基本改造のパーツ取り付けその6

ガイドローラーをセットした後、スプリングワッシャーを入れて、ナットで固定します。 2つのレンチを使って、両側から、しっかりと締めましょう。

スーパーXXシャーシ基本改造のパーツ取り付けその7スーパーXXシャーシ基本改造のパーツ取り付けその8

ここで、スラスト角をチェックしましょう。 FRPプレートの角度よりも、上向きになっていればOKです。 もし、スラスト角が上向きになっていなければ、上下の角度調整プレートチップの向きを、再び確認してください。

スーパーXXシャーシ基本改造のパーツ取り付けその9
スーパーXXシャーシ基本改造のパーツ取り付けその11スーパーXXシャーシ基本改造のパーツ取り付けその10

スラスト角に問題がなければ、3mm スペーサーを入れて、スタビボールを取り付けて、完成です。 反対側のガイドローラーも、同じ方法で取り付けましょう。

スーパーXXシャーシ基本改造のパーツ取り付けその12
スーパーXXシャーシ基本改造のパーツ取り付けその13スーパーXXシャーシ基本改造のパーツ取り付けその14
スーパーXXシャーシ基本改造のパーツ取り付けその15スーパーXXシャーシ基本改造のパーツ取り付けその16


サイド(横)バンパーには、「ARシャーシ サイドマスダンパーセット」のFRPプレートをビス止めして、マスダンパーを取り付け可能にしました。 重心を下げて安定性を高めるために、シャーシとFRPプレートの間に、3mm のプラスチックスペーサー(「ARシャーシ ブレーキセット」に付属)を挟んでいます。

スーパーXXシャーシ基本改造の外観その10スーパーXXシャーシ基本改造の外観その11

取り付けは、次のように行います。

10mmビスに大ワッシャーを入れて、FRPプレートに通します。 反対側からプラスチックスペーサーを入れて、それをシャーシに取り付けます。 ビスは、交互に締めると良いでしょう。

スーパーXXシャーシ基本改造のパーツ取り付けその17スーパーXXシャーシ基本改造のパーツ取り付けその18

20mmビスに大ワッシャーを入れて、FRPプレートの1番先に通します。 上からスプリングワッシャーを入れて、ナットで固定します。 最後にスタビボールを取り付けて、完成です。

スーパーXXシャーシ基本改造のパーツ取り付けその19スーパーXXシャーシ基本改造のパーツ取り付けその20
スーパーXXシャーシ基本改造のパーツ取り付けその21


シャーシの後部には、「FRPマルチワイドリヤステー」を取り付けて、リヤ(後)バンパーとしました。 また、「FRPマルチ補強プレート」を取り付けて、ブレーキとしました。 ブレーキの中央に30mmビスを取り付けて、マスダンパーを装着可能にしています。

スーパーXXシャーシ基本改造の外観その12

ガイドローラーは、「ミニ四駆ローラー用13mmボールベアリングセットⅡ」です。 壁に当たる面積が広いので、ミニ四駆を支える力が高いパーツです。 スタビヘッドは、あえて無しにしてみました。 ファントムブレードの低重心ボディと、スーパーXXシャーシの高い安定性を頼みとする、攻めのセッティングです。

スーパーXXシャーシ基本改造の外観その13

FRPマルチ補強プレートには、「ブレーキスポンジセット」の両面テープ(黒)を2枚重ねて貼って、ブレーキスポンジを横一線に取り付けできるようにしました。

スーパーXXシャーシ基本改造の外観その15スーパーXXシャーシ基本改造の外観その14

取り付けは、次のように行います。

シャーシの取り付け穴を、「強化リヤダブルローラーステー(3点固定タイプ・レッド)」のスペーサーでサンドイッチします。 短い方を上に、長い方を下に取り付けましょう。 色違いの「カーボン強化リヤダブルローラー(3点固定タイプ)」や「強化リヤダブルローラーステー(3点固定タイプ・ホワイト)」のスペーサーでもOKです。

スーパーXXシャーシ基本改造のパーツ取り付けその22スーパーXXシャーシ基本改造のパーツ取り付けその23

VSとスーパーXXは、プレートを直接ネジ止めすると、コーナーを曲がる時の衝撃で、シャーシが壊れてしまう恐れがあります。 スーパーⅡシャーシと違って、リヤ(後)のビス穴周辺が、薄いからです。 でも、このスペーサーでサンドイッチすれば、頑丈さが鬼のようにアップするので、その心配はありません。 ぜひ、活用しましょう!

ビス穴のスペーサー

15mmビスに大ワッシャーを入れて、FRPプレートの下から通します。 それを、シャーシの下から取り付けます。 上からスプリングワッシャーを入れて、ナットで固定します。 ビスもナットも、最後までしっかりと締めましょう。

スーパーXXシャーシ基本改造のパーツ取り付けその24スーパーXXシャーシ基本改造のパーツ取り付けその25
スーパーXXシャーシ基本改造のパーツ取り付けその26

10mmビスにガイドローラーをセットして、大ワッシャーを入れます。 それをFRPプレートの上に取り付けて、下から、大ワッシャー、スプリングワッシャーの順に入れて、ロックナットで固定します。 ドライバーとレンチを使って、両側から、しっかりと締めましょう。

スーパーXXシャーシ基本改造のパーツ取り付けその27スーパーXXシャーシ基本改造のパーツ取り付けその28
スーパーXXシャーシ基本改造のパーツ取り付けその29

ブレーキスポンジを貼るFRPプレートは、10mmビスとロックナットで取り付けます。 スペーサーやワッシャーを入れて、高さを調節しましょう。 今回は、キットの軸受けプラスチックスペーサーと、ワッシャー2枚を入れています。 ブレーキを強めるならワッシャーの枚数を増やして、弱めるなら減らすと良いでしょう。

スーパーXXシャーシ基本改造の外観その12軸受けの6mmスペサー

ブレーキスポンジセット」の両面テープ(黒)を幅 7mmぐらいにカットして、FRPプレートに2枚重ねて貼ります。 その上に、「ミニ四駆マルチテープ(10mm幅 ブルー)」を貼ります(ブレーキスポンジの交換を可能にするため)。 はみ出た部分は、ハサミでカットしておきましょう。

スーパーXXシャーシ基本改造のパーツ取り付けその30スーパーXXシャーシ基本改造のパーツ取り付けその31

ブレーキスポンジは、指で強く押し込むように、貼り付けましょう。 こうすれば、そう簡単に剥がれなくなるからです。

スーパーXXシャーシ基本改造のパーツ取り付けその32

コースでは、ブレーキスポンジが落ちているのを、よく見かけます。 公式大会でも、落とし物箱の中を見てみると、やはりブレーキスポンジが多いです。 使って摩耗する前に無くしてしまったら、もったいないですよね。

コース周辺に落ちているブレーキスポンジその2落とし物ボックスの様子

ブレーキスポンジは伸縮性があるので、多少強く押しても変形することはありません。 ですので、ブレーキスポンジ全体を、まんべんなく押し込んでおきましょう。


ターミナル(電池金具)は、「スーパーXシャーシ・ゴールドターミナル」に交換しました。 キットのターミナルよりも高性能(*1)なので、ミニ四駆のスピードがアップします。

スーパーXXシャーシ基本改造の外観その16スーパーXXシャーシ基本改造の外観その17

*1:キット付属のターミナルは銅製なので、酸化(空気中の酸素と融合)しやすく、すぐに性能が下がってしまう。 ゴールドターミナルは金メッキのおかげで、性能が劣化しにくい上に、ミニ四駆のスピードもアップする。 性能の違いについては、以前の記事「【検証】ターミナル(電池金具)」を参照。


プロペラシャフトは「スーパーXシャーシ・中空軽量プロペラシャフト」に交換、ギヤシャフトも「フッソコートギヤシャフト(ツバ付2本)」に交換しました。 また、カウンターギヤには、丸穴ボールベアリングを内蔵しました。 これらは全て、ミニ四駆のスピードアップに貢献します。

スーパーXXシャーシ基本改造の外観その18スーパーXXシャーシ基本改造の外観その19

まとめ

重さは、99.0gです(グリスアップはしていない状態)。

スーパーXXシャーシ基本改造の重さ

マスダンパーは、サイド(横)に2ヶ所、リヤ(後)に1ヶ所、計3ヶ所に取り付けることができます。

スーパーXXシャーシ基本改造にマスダンパーの取り付けその1

マスダンパーを前にも取り付けたい場合は、FRPプレートの2カ所の穴(下の写真、赤丸部分)に、ビスを入れると良いでしょう。

スーパーXXシャーシ基本改造にマスダンパーの取り付けその2


改造に使った部品は、次のとおりです。

【使用パーツ一覧】
部位 パーツ名
シャーシ ファントムブレード ブラックスペシャル
ボディ
車輪 ローハイトタイヤ&ホイールセット(Yスポーク)」のホイール
ローフリクション ローハイトタイヤ(2本 マルーン)
ミニ四駆スターターパック MAパワータイプ(ブラストアロー)」のスーパーハードローハイトタイヤ
フロント(前)バンパー FRPフロントワイドステー(フルカウルミニ四駆タイプ)
フロントアンダーガード
軽量2段アルミローラーセット(13-12mm)(ブルー)
ローラー角度調整プレートセット
サイド(横)バンパー ARシャーシ サイドマスダンパーセット」のFRPプレート
ARシャーシ ブレーキセット」のプラスチックスペーサー
リヤ(後)バンパー FRPマルチワイドリヤステー
FRPマルチ補強プレート
ミニ四駆ローラー用13mmボールベアリングセットⅡ
強化リヤダブルローラーステー(3点固定タイプ・レッド)」のプラスチックスペーサー
モーター アトミックチューンモーター
ピニオンギヤ カーボン強化8Tピニオンギヤ(6個)
クラウンギヤ キット付属のパーツ
※「AO.1019 ミニ四駆G―2ギヤ(オレンジ・10個)
カウンターギヤ&スパーギヤ キット付属のパーツ
※「スーパーXX・スーパーIIシャーシ用超速ギヤセット
ギヤシャフト フッソコートギヤシャフト(ツバ付2本)
ギヤシャフト・ベアリング 丸穴ボールベアリング
※「スーパーXX・スーパーIIシャーシ用超速ギヤセット」、「丸穴ボールベアリング4個セット」に付属
プロペラシャフト スーパーXシャーシ・中空軽量プロペラシャフト
ホイールシャフト 72mmブラック強化シャフト(4本)
ホイールシャフト・ベアリング AO-1011 620ボールベアリング2個セット ※2セット
ターミナル(電池金具) スーパーXシャーシ・ゴールドターミナル
その他 2mm キャップスクリューセット(25mm・30mm)
ボールスタビキャップ(ブライト)
ブレーキスポンジセット
ミニ四駆マルチテープ(10mm幅 ブルー)

ビスやナットが足りない場合は、次のパーツで補充しましょう。

> 小部品の内訳については、「製品パーツカタログ – ⑧その他パーツ(小部品)」を参照。

作る時は、最低でも、次の工具を準備しましょう。 代わりのものがあれば、同じ工具でなくてもOKです。

走行レポート

タミヤプラモデルファクトリー新橋店で、テスト走行してみました。

タミヤプラモデルファクトリー新橋店のコースの様子その1タミヤプラモデルファクトリー新橋店のコースの様子その2

アトミックチューンモーター」で走らせたところ、次の場所でコースアウトしてしまいました。 もう一度走らせてみましたが、やっぱりコースアウト。 長い直線を走ってスピードに乗った後に、連続して曲がるので、ローラーセッティングが甘いと、飛び出してしまうみたいです。

タミヤプラモデルファクトリー新橋店のコースの様子その3

角度調整プレートチップを外して、右のガイドローラーのスラスト角を、元に戻すことにしました(4.5度 → 6.5度)。 左のチップは、取り付けたまま(4.5度の状態)にします。

スーパーXXシャーシ基本改造のセッティングその1

すると、コーナーから飛び出さずに、5周走りきることができました。 スラスト角が強くなった分、コーナーで減速しないか気がかりでしたが、特にスピードダウンした様子は見られません。 前輪がローフリクションタイヤなのが、効いているかもです。

スーパーXXシャーシ基本改造のセッティングその2スーパーXXシャーシ基本改造のセッティングその3

モーターを、「ライトダッシュモーター」に変更します。 スーパーXXシャーシは、電池とカウンターギヤを外さなくても、モーターを交換できるので、便利ですね♪

スーパーXXシャーシ基本改造のセッティングその4

ライトダッシュモーターで走らせたところ、またコーナーで飛び出してしまいました。 今度はスラスト角が強くなるように、角度調整プレートチップを取り付けてみます(6.5度 → 8.5度)。

スーパーXXシャーシ基本改造のセッティングその5

でも、やっぱりコースアウト。 スラスト角を強くしただけでは、ライトダッシュモーターのスピードに耐えることは、できないみたいです(少し攻め過ぎました)。 そこで、右のガイドローラーの数を、増やすことにしました。

スーパーXXシャーシ基本改造のセッティングその6

今度は無事に完走。 次のセッティングで、5周走りきることができました。

スーパーXXシャーシ基本改造のセッティングその7スーパーXXシャーシ基本改造のセッティングその8

角度調整プレートチップを逆に取り付けて、右のガイドローラーのスラスト角を弱めても(8.5度 → 4.5度)、完走することができました。 「ハイパーダッシュ3モーター」でも、無事に完走。 たからばこセッティングは、偉大です o(*゚▽゚*)o

スーパーXXシャーシ基本改造のセッティングその9

モーターを「パワーダッシュモーター」にしたところ、完走はしましたが、コーナーで右に曲がる時に、よろめくことがありました。 そこで、左のガイドローラーも、数を増やすことにしました。 すると走りが安定して、「スプリントダッシュモーター」でも、無事に完走することができました \(^o^)/

スーパーXXシャーシ基本改造のセッティングその12スーパーXXシャーシ基本改造のセッティングその13

以前の記事「スーパーIIシャーシの改造に挑戦してみたよ!(2)」で紹介したミニ四駆は、同じコースをガイドローラー4個でも完走できたのですが、今回はだめでした。 シャーシの違いもありますが、リヤ(後)のガイドローラーの高さやスタビヘッドの有無が、関係しているかもしれません。 ミニ四駆って、奥が深いです。

スーパーIIシャーシ基本改造の外観その1スーパーIIシャーシ基本改造のセッティングその3

ちなみに、ブレーキスポンジの交換は、ニッパーやペンチで端をつまんで、少しずつ外して行いましょう。 一気に外そうとすると、両面テープ(黒)まではがれてしまうので、注意です。

ブレーキの取り外しその1ブレーキの取り外しその2

また、ブレーキスポンジ(灰)は、強く押し込んで取り付けても、外れてしまうことがあります(黒は大丈夫でした)。 灰色のブレーキは効きが1番強い(摩擦抵抗が大きい)ので、テープの台座では、はがれてしまうのでしょう。

ブレーキの取り外しその3

なお、両面テープ(黒)を挟んだことによって、ブレーキの効きが変わったように感じました。 ブレーキスポンジを(プレートに)直接貼った時と比べて、ミニ四駆の挙動がどう変わるのか、研究する価値がありそうです。

ブレーキの取り外しその4

走り終わった後、スラスト角が弱くなっていることに気づきました。 何度もコースアウトして、繰り返し外壁に激突したため、フロント(前)バンパーの根元(ビス穴周辺)が傷んでしまったみたいです。 新しいビスに交換しても、スラスト角はほとんど変わらないので、角度調整プレートチップを外すことにしました。

ガイドローラーのスラスト角フロントバンパーの根元


次は、スクウェアワン コッコロ吉川です。

スクウェアワン コッコロ吉川のコースの様子その1

アトミックチューンモーターで、次のセッティングで完走(3周)することができました。 スロープ(上り坂と下り坂)やドラゴンバック(ジャンプ台)がいくつもあるので、マスダンパーは少し重くしています。

スーパーXXシャーシ基本改造のセッティングその14スーパーXXシャーシ基本改造のセッティングその15

ライトダッシュモーターに交換したところ、スロープを上った後のウェーブセクションで、リタイヤしてしまいました。 勢い良くジャンプした後、左右に揺さぶられるので、着地が少しでも遅れたり不安定だったりすると、通過することができません。 もっとマスダンパーを増やすか、ブレーキを強くする必要がありそうです。

スクウェアワン コッコロ吉川のコースの様子その3

マスダンパーは増やさずに、フロントアンダーガードを、中径用から大径用に交換しました(中央のパーツのみ取り付け)。 前の地上高が下がるので、リヤ(後)に取り付けたブレーキの効きを、強くすることができます。 結果、無事に完走することができました。

フロントアンダーガードの取り付け変更その1フロントアンダーガードの取り付け変更その2

ハイパーダッシュ3モーターに交換したところ、ドラゴンバックで着地できなかったので、リヤ(後)のマスダンパーを重くします。 ミニ四駆はスピードが上がると、ジャンプの姿勢が前のめりになってしまい、そのまま着地すると(4輪同時に着地しないと)不安定になるからです。

スーパーXXシャーシ基本改造のセッティングその16

すると、ばっちり着地が決まりました。 重量配分を少し変えるだけで、明暗が分かれるところが、ミニ四駆の面白いところです。 次のセッティングで、ハイパーダッシュ3モーターでも完走することができました \(^o^)/

スーパーXXシャーシ基本改造のセッティングその17スーパーXXシャーシ基本改造のセッティングその18

モーターをパワーダッシュモーターにしたところ、再び同じ場所でリタイヤです。 フロントアンダーガードにワッシャーを挟んで地上高を下げてみましたが、なかなか完走できません。

フロントアンダーガードの取り付け変更その3

今まで安定していた場所でも、走りが不安定になってきたので、チェックしてみると、フロント(前)バンパーの根元(ビス穴周辺)の傷が広がっていました (>_<) スーパーXXシャーシの場合、フロント(前)バンパーの下側にも、FRPプレートを取り付けた方が良いみたいです。

フロントバンパーの根元(破損部分)

もう限界なので、これ以上走らせるのは、やめることにしました。 幸い、中央の2つの穴は無事なので、バンパーレス加工してFRPプレートを取り付ければ、まだ使うことができそうです。

タイムアタックの表があったので、ちょっと見てみました。
 1位はVSシャーシ(スプリントダッシュモーター)、
 2位はVSシャーシ(ハイパーダッシュ3モーター)、
 3位はMSシャーシ(ハイパーダッシュモーターPRO)
です。

※画像をクリックすると、新規ウインドウで拡大表示。
タイムアタックの表(全体)タイムアタックの表(1位から3位まで)

4位以下には、スーパーIIシャーシ、MAシャーシ、ARシャーシもありました。 でも、スーパーXXシャーシは、見当たりません (+_+)

スーパーXXシャーシの強みと、意外な活用方法

以前、 初めてスーパーXXシャーシのミニ四駆に挑戦した方が、
「おそい。。。 なんで、こんなシャーシを作ったんだ?」
と、つぶやいていました。 それまでに作ったミニ四駆と、スピードがあまりにも違ったからです。

スーパーXXシャーシは、他のシャーシ(VSやスーパーⅡなど)と同じように改造しても、速く走らない場合があります。 スピードよりも、安定性を重視して設計されたからです。 おおげさに言えば、まるで、犬のダックスフントのようなシャーシなんですね。

ミニ四駆スーパーXXシャーシ真上

スーパーXXシャーシ最大の欠点は、コーナーが遅い(減速が激しい)ことです。

ミニ四駆がコーナーを走る時、左右のタイヤが走る距離は違います。 次のイメージ図のとおり、外側よりも内側の方が短いのです。

コーナーを走る時の左右の車輪の走る距離のイメージ

ミニ四駆は四輪駆動なので、4つの車輪の回転数は同じです。 直線では問題ありませんが、コーナーでは走る距離の違いによって抵抗が生まれ、減速してしまいます。 スーパーXXシャーシは、他のシャーシよりも車輪の幅が広いので、抵抗も大きくなります。 コーナーが遅くなるのは、このためなんですね。

ジャパンカップ2012のチャンピオン決定戦(オープンクラス)では、スーパーX(スーパーXXのベースとなったシャーシ)のミニ四駆が、グランドチャンピオンに輝きました(優勝マシンの詳細は「ミニ四駆超速ガイド2013」の73ページに掲載)。

ミニ四駆書籍

また、ミニ四駆の同人誌「ミニ四駆神テクチューニングガイド」「神テクチューニングMk2」によれば、
 「ジャパンカップ2012の1回目(東京大会)の完走率は、20%以下」
 「チャンピオン決定戦(オープンクラス)に使われたモーターは、
  1位が、ハイパーダッシュ2モーター(スーパーXシャーシ)、
  2位は、トルクチューンモーターPRO(MSシャーシ)、
  3位は、アトミックチューンモーター(スーパーⅡシャーシ)」、
だったそうです。

他のシャーシではコースアウトを恐れて、チューン系モーターを選択するような難しいコースを、ダッシュ系モーター搭載で勝負できる。 それが、スーパーXXシャーシの強みなのです。

ダイナホークGX(スーパーXXシャーシ)を正面真上から見下ろしたところ


また、時には「短所を長所に変える(短所を逆手にとる)」という発想が、勝利をもたらすこともあります。

以前、1人のジュニアレーサーが、スーパーXXシャーシのミニ四駆で、公式大会で入賞したことがありました。

ミニ四駆グランプリ2014スプリング東京大会の様子その1

ミニ四駆グランプリ2014スプリングのコース「ステップサーキット2014」は、ダウンステップ(小ジャンプの後、アイガースロープで下る場所)が難関でした。 スピード控えめのセッティングにしても、完走できないミニ四駆が続出。 管理人も、その1人でした (+_+)

ミニ四駆グランプリ2014スプリング東京大会の様子その2ミニ四駆グランプリ2014スプリング東京大会の様子その3
ミニ四駆グランプリ2014スプリング東京大会の様子その4ミニ四駆グランプリ2014スプリング東京大会の様子その5

ダウンステップ前半の小ジャンプは、普通のジャンプ台と形が違うので、前後にブレーキスポンジを貼っても、同じようには減速してくれません。 そこで、そのジュニアレーサーは、手前のコーナーで減速させるセッティングでレースに参戦。 提灯やボディ提灯マシンがひしめく中、サイドマスダンパー型のミニ四駆で、見事入賞を果たしたのです。

ミニ四駆グランプリ2014スプリング東京大会の様子その6ミニ四駆グランプリ2014スプリング東京大会の様子その7
ミニ四駆グランプリ2014スプリング東京大会の様子その8ミニ四駆グランプリ2014スプリング東京大会の様子その9

余談ですが、「短所を長所に変える」のは、ミニ四駆に限った話ではありません。

とても物分かりの悪い(理解力が低い)人が、いたとしましょう。 学校の授業で先生の説明を聞いて、大半の生徒は大丈夫なのに、その人は分からないので質問してしまう。 時には周りからヤジを飛ばされ、先生からはウンザリされてしまうことも。 これって、短所以外の何物でもありません。

でもその人が、「文章力」や「人に伝える技術」を磨けば、初心者にも分かりやすい表現やアドバイスができます。 物分かりの悪い人が、自分で理解できる表現なら、それは他の人にも分かりやすいですよね? その人の短所(理解力が低いこと)が、逆に強みになる。 1を加えると、マイナスが(ゼロではなく)プラスに転化するわけです。


話をミニ四駆に戻します。

スーパーXXシャーシは、速さの面で劣りますが、安定性は抜群です。 ジャンプの着地で横転しかけた時、他のシャーシではリタイヤするような場面でも、ふんばって走り続けてくれます。 他のシャーシではあり得ない、たくましさを感じさせる走りをしてくれるシャーシなんですね。

スーパーXXシャーシとスーパーIIシャーシのミニ四駆

スピード重視で設計されたシャーシを、速いミニ四駆に改造するのは、それほど難しくはありません。 スピードよりも、安定性を重視して設計されたスーパーXXシャーシを、どれだけ速く走らせることができるか(いかに早く完走させることができるか)。 それが、ミニ四駆の理解度を計る、1つの「物差し」となるでしょう。

今までスーパーXXシャーシを使ったことがなければ、ぜひ、作って改造して走らせてみてください! 「前に使ってみたけど、あまり速くならなかった」という方は、このミニ四駆を制作してみましょう(ただし、前バンパーには上下にFRPプレートを取り付けて、ガイドローラーは「たからばこセッティング」が吉です)。

今メインで使っているミニ四駆を、より速くするヒントが見つかるかも、しれませんよ☆

スーパーXXシャーシ基本改造の外観その20

<共有ボタン>

ミニ四駆が大好きで、もっともっと盛り上げたくて、日々活動しています!
ご利用中のSNSがあれば、「ポチッ」としていただけると幸いです m(_ _)m

  • リツイートする
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

Twitter / Facebook / Google+ / はてなブックマーク