スーパーIIシャーシの改造に挑戦してみたよ!(2)

スーパーIIシャーシ基本改造の外観その1

すべての点で、平均以上の性能を誇る、スーパーIIシャーシ。 柔軟なセッティングが、手軽にできるシャーシです。 今回は、基本的な改造を紹介します☆


スーパーIIシャーシ改造(基本編)

今回は、スーパーIIシャーシの基本的な改造方法を紹介します。

次の写真は、「ミニ四駆・くまモンバージョン」のスーパーIIシャーシを改造したミニ四駆です。 シャーシもパーツも、加工はしていません。

スーパーIIシャーシ基本改造の外観その1


車輪は、「フルカウルミニ四駆20周年記念ホワイトタイヤ&グリーンメッキホイール」です。 キットの小径タイヤに比べて、最高速度と加速力のバランスが良く、安定性も高いパーツです。 白タイヤと緑メッキの、おしゃれな組み合わせもポイントです☆

スーパーIIシャーシ基本改造の外観その2

ホイールシャフトの軸受けは、「AO-1011 620ボールベアリング2個セット」です。 軸受けのパーツは、いくつか種類がありますが、1番性能が高いのが、これです。

スーパーIIシャーシ基本改造の外観その3

車輪(タイヤとホイール)の扱いには、いくつかポイントがあります。

タイヤの表面(真ん中あたり)にデコボコがあったら、ニッパーでカットしておきましょう。 ほんの少しのデコボコなら、何もしなくても、走らせているうちに、自然に削れて無くなります。 でも、初めからカットしておけば、速さも安定性もアップします。 ニッパーは、「薄刃ニッパー(ゲートカット用)」や「精密ニッパー」がお勧めです。

タイヤのカットその1タイヤのカットその2

また、タイヤは両面テープで、ホイールに固定しましょう。 そうしないと、速いモーターで走らせた時に、タイヤが外れてしまう恐れがあるからです。

走行中にタイヤが外れると、次のようなトラブルが発生します。 自分が損をしたり、他のレーサーに迷惑をかけてしまったりするんですね。

  • ・タイヤが外れてコースアウト。 はずみで、ミニ四駆が破損/タイヤが無くなった。
  • ・外れたタイヤがコース上に残り、そこを通過した他のミニ四駆がコースアウトした。
  • ・外れたタイヤが、別のミニ四駆(シャーシと車輪との間)にひっかかって停止した。
     しかも、所有者が気づかずにスイッチを入れたままで、モーターが焼けこげて発煙。

両面テープは「NW-KG15:ニチバン ナイスタック 両面テープ(皮革・ゴム用)」がお勧めです。 薄くて接着力も強い(でも、手で外すことは可能)ので、タイヤの固定だけでなく、ブレーキスポンジ(緑)の取り付けでも活躍します。

タイヤの取り付けに使った両面テープ

両面テープを、ホイールの幅に合わせてカットして、ぐるりと1周巻きます。 そして、いったん保護シートを外してから、2〜3mm ずらして貼り直します。 後で外しやすくするため、保護シートの端は、外側に向けて折っておきましょう(どちらか一方でOK)。

タイヤの取り付けその1タイヤの取り付けその2

保護シートを貼ったまま、タイヤを取り付けます。 その後、折った部分をつまんで、保護シートを外します。 外す途中に保護シートが破れないよう、少しずつ引き出しましょう。

タイヤの取り付けその3タイヤの取り付けその4

車輪にホイールシャフトを入れる時は、小振りで使いやすい「マイクロハンマー(交換ヘッド4タイプ付き)」がお勧めです。 ホイールシャフトを垂直にして、上からトントン叩きましょう。

車輪の取り付けその1

車輪のブレが大きいと、速さも安定性もダウンしてしまいます。 車輪を取り付ける時は、次の点を意識してみてください。

【走りを良くする車輪の取り付け方法】
  • ①ホイールシャフトは、車輪に対して、なるべく垂直に入れる。
  • ②取り付けた後、手で回して、車輪のブレの大きさを確認する。
  • ③車輪のブレが大きい場合は、いったん抜いてから、入れ直す。
     →ブレが無くなるか、小さくなるまで、①②を繰り返す。
  • ※詳細は「VSシャーシの改造に挑戦してみたよ!(3)」を参照。

ミニ四駆のホイールのブレ確認のイメージ

反対側の車輪は、両手で挟むように入れます。 こちらも、車輪のブレをチェックしましょう。 もし、ブレが大きい場合は、シャフトを「ピンセットペンチ」でつまみながら抜いて、再び入れ直してチェックします。

車輪の取り付けその2

足回りの精度は、とても重要です。 ミニ四駆の速さと安定性に、関わるからです。 まん丸な車輪を、まっすぐなホイールシャフトに、ブレが少なく取り付ければ、まっすぐジャンプしてくれますよ☆

ジャパンカップ2015のプラウドマウンテン

なお、車輪をシャーシにセットする時は、取り付け工具(下の写真)を挟んで、最後まで押し込む方法がお勧めです。 取り付け工具を引き抜けば、見た目は密着でも、なめらかに回転してくれます。 もし、なめらかに回転しない場合は、車輪を少しだけ引き抜きましょう。

車輪の取り付けその3車輪の取り付けその4
車輪の取り付けその5

この取り付け工具は、プラバンで作成したもので、
「シャーシとホイールの間隔が 0.1mm未満で、しかも、車輪がなめらかに回る状態」
を作り出すことができます。 工具の作成方法は、「VSシャーシの改造に挑戦してみたよ!(3) – 取り付け工具の作り方」を参照してください。

ミニ四駆のホイール取り付け工具

同じ手順で、前後の車輪を取り付けます。

車輪の取り付けその6


シャーシには、トラスビスを入れて、あらかじめネジ穴を作っておきましょう。 少し手間ですが、パーツの取り付けが楽になります。

ビス入れその1ビス入れその4
ビス入れその5

フロント(前)バンパーにビスを入れる時は、少し注意が必要です。 次のように、トラスビスのカサ部分を、バンパーの角度(スラスト角)と平行に入れてください。
> スラスト角については、「ローラーセッティングをマスターしよう!」を参照。

ビス入れその2ビス入れその3

ミニ四駆はシャーシがダメになったらおしまいなので、ていねいに扱うことを、心がけましょう。


フロント(前)バンパーの上には、「FRPフロントワイドステー(フルカウルミニ四駆タイプ)」を取り付けました。 スーパーIIシャーシに多いフルカウルミニ四駆のボディを、無加工で乗せることができます。

スーパーIIシャーシ基本改造の外観その4

ガイドローラーは、「ゴムリング付 2段アルミローラーセット(13-12mm)」です。 2段式なので、ミニ四駆が傾いた時に強いダウンフォースを生んで、コースアウトを防いでくれます。 ビスは、頑丈で曲がりにくい、25mmのキャップスクリュー(「2mm キャップスクリューセット(25mm・30mm)」)です。

スーパーIIシャーシ基本改造の外観その5

バンパーの下には、「フロントアンダーガード」を取り付けました。 ジャンプの姿勢を安定させたり、コースの壁に乗り上げても復帰させたり、リヤ(後)に取り付けたブレーキの効きを強めたりする効果があります。

スーパーIIシャーシ基本改造の外観その6

取り付けは、次のように行います。

25mmのキャップスクリューに大ワッシャーを入れて、FRPプレートの下から通します。 上からも、大ワッシャーを入れます。

前のガイドローラーの取り付けその1

ガイドローラーをセットした後、スプリングワッシャーを入れて、ナットで固定します。 2つのレンチを使って、両側から、しっかりと締めましょう。

前のガイドローラーの取り付けその2前のガイドローラーの取り付けその3

4.5mm スペーサーを入れて、スタビボールを取り付けて、完成です。

前のガイドローラーの取り付けその4前のガイドローラーの取り付けその5

ちなみに、スーパーIIシャーシのキットには、次のパーツが入っています。 よく見ると、斜めになっている部分が、ありますよね?

スーパーIIシャーシのキット付属の部品その1スーパーIIシャーシのキット付属の部品その2

実はこれ、「FRPマルチワイドステー」などの取り付けに使う、スペーサーなんですね。 フロント(前)バンパーの中央(写真左側、青の位置)に置いてから、FRPプレートでサンドイッチして、ビスで固定します。 今回は使いませんが、捨てずに持っておくと良いでしょう。

スーパーIIシャーシのキット付属の部品その3スーパーIIシャーシのキット付属の部品その4


シャーシ中央には、「AO-1028 ミニ四駆EXサイドステー」と「FRPマルチ補強プレート(ショート)」を取り付けました。 サイド(横)バンパーが無いスーパーIIシャーシでも、マスダンパーの取り付けが可能になります。

スーパーIIシャーシ基本改造の外観その7スーパーIIシャーシ基本改造の外観その8

取り付けは、次のように行います。

FRPプレートの細い方を左に向けて、1番右の穴には 6mmビスを、2番目の穴にはトラスビスを、それぞれ大ワッシャーを入れて(FRPプレートに)セットします。 それを、EXサイドステー(写真右上、青丸部分の穴)に取り付けます。 ドライバーを使って、交互に締めると良いでしょう。

横バンパーの取り付けその1横バンパーの取り付けその2
横バンパーの取り付けその3

EXサイドステーを、シャーシにセットします。 EXサイドステーの2つのツメ(写真右側、青丸部分)が、シャーシの奥までパチンと入っているか、よく確認してください。 そして、トラスビスで固定します。

横バンパーの取り付けその4横バンパーの取り付けその5

20mmビスに大ワッシャーを入れて、FRPプレートの下から通します。 上からは、スプリングワッシャーを入れて、ナットで固定します。 ドライバーとレンチを使って、両側から、しっかりと締めましょう。 あとは、スタビボールを取り付けて、完成です。

横バンパーの取り付けその6横バンパーの取り付けその7
横バンパーの取り付けその8スーパーIIシャーシ基本改造の外観その7


シャーシの後部には、「FRPマルチワイドリヤステー」を取り付けて、リヤ(後)バンパーとしました。 また、「FRPマルチ補強プレート」を取り付けて、ブレーキとしました。 ブレーキの両側には30mmビスを取り付けて、マスダンパーを装着可能にしています。

スーパーIIシャーシ基本改造の外観その9スーパーIIシャーシ基本改造の外観その11

ガイドローラーは、「ミニ四駆 ローラー用13mmボールベアリングセット」です。 壁に当たる面積が広いので、1個でも、ミニ四駆をしっかりと支えてくれます。

ビスは、30mmのキャップスクリュー(「2mm キャップスクリューセット(25mm・30mm)」)です。 安定性を高めるため、11mmのスタビヘッド(「大径スタビヘッドセット(11mm,15mm)」)を取り付けました。

スーパーIIシャーシ基本改造の外観その10

取り付けは、次のように行います。

8mmビスに大ワッシャーを入れて、FRPプレートの下から通します。 それを、シャーシの下から取り付けます。

後バンパーの取り付けその1後バンパーの取り付けその2

30mmのキャップスクリューに大ワッシャーを入れて、FRPプレートの下から通します。 上からも、大ワッシャーを入れます。

後のガイドローラーの取り付けその1

ガイドローラーをセットして、12mmスペーサーを入れた後、スプリングワッシャーを入れて、ナットで固定します。 2つのレンチを使って、両側から、しっかりと締めましょう。

後のガイドローラーの取り付けその2後のガイドローラーの取り付けその3

3mm スペーサー、スタビヘッドの順に入れて、スタビボールで固定して、完成です。

後のガイドローラーの取り付けその4

ブレーキは、スペーサーを使って調節しましょう。 今回は、「ARシャーシ ブレーキセット」のプラスチックスペーサー(4.5mm)と大ワッシャーを入れています。 ブレーキを強めるならワッシャーの枚数を増やして、弱めるなら減らす(または短いスペーサーに交換する)と良いでしょう。

スーパーIIシャーシ基本改造の外観その12


ターミナル(電池金具)は、「スーパーIIシャーシ ゴールドターミナル」に交換しました。 キットのターミナルよりも高性能(*1)なので、ミニ四駆のスピードがアップします。

スーパーIIシャーシ基本改造の外観その13スーパーIIシャーシ基本改造の外観その14

*1:キット付属のターミナルは銅製なので、酸化(空気中の酸素と融合)しやすく、すぐに性能が下がってしまう。 ゴールドターミナルは金メッキのおかげで、性能が劣化しにくい上に、ミニ四駆のスピードもアップする。 性能の違いについては、以前の記事「【検証】ターミナル(電池金具)」を参照。


ギヤカバーは、「強化ギヤ&ワンロックギヤカバー(スーパーIIシャーシ用)」に交換しました。 キットのギヤカバーと違い、ワンタッチで取り外しができます。

スーパーIIシャーシ基本改造の外観その15スーパーIIシャーシ基本改造の外観その16

キット付属のギヤカバーはネジ止め方式なので、走行中の衝撃でギヤカバーが外れるアクシデントが無くなります。 その代わり、モーターやギヤの交換に、手間がかかってしまうんですね。

ワンロックギヤカバーに交換すれば、メリットはそのままに、利便性は大幅にアップします。 初めからワンロックギヤカバーが入っているキットもあるので、確認は必要ですが、スーパーIIシャーシを使うなら、ぜひ交換しましょう!

まとめ

シャーシの重さは、88.4gです(グリスアップはしていない状態)。 ポリカーボネート製のボディを使えば、100g 未満のミニ四駆になるでしょう。

スーパーIIシャーシ基本改造の重さ

マスダンパーは、サイド(横)に2ヶ所、リヤ(後)に2ヶ所、計4ヶ所に取り付けることができます。

スーパーIIシャーシ基本改造のマスダンパーの取り付け

マスダンパーを前にも取り付けたい場合は、FRPプレートの2カ所の穴(下の写真、青丸部分)に、ビスを入れると良いでしょう。

スーパーIIシャーシ基本改造のマスダンパーの取り付けその2


改造に使った部品は、次のとおりです。

【使用パーツ一覧】
部位 パーツ名
シャーシ ミニ四駆・くまモンバージョン」のスーパーIIシャーシ
ボディ
車輪 フルカウルミニ四駆20周年記念ホワイトタイヤ&グリーンメッキホイール
フロント(前)バンパー FRPフロントワイドステー(フルカウルミニ四駆タイプ)
フロントアンダーガード
ゴムリング付 2段アルミローラーセット(13-12mm)
サイド(横)バンパー AO-1028 ミニ四駆EXサイドステー
FRPマルチ補強プレート(ショート)
リヤ(後)バンパー FRPマルチワイドリヤステー
FRPマルチ補強プレート
ARシャーシ ブレーキセット」のプラスチックスペーサー
ミニ四駆 ローラー用13mmボールベアリングセット
大径スタビヘッドセット(11mm,15mm)
モーター アトミックチューン2モーター
ピニオンギヤ&クラウンギヤ 強化ギヤ&ワンロックギヤカバー(スーパーIIシャーシ用)
カウンターギヤ&スパーギヤ キット付属のパーツ
※「スーパーXX・スーパーIIシャーシ用超速ギヤセット
ギヤシャフト フッソコートギヤシャフト(ツバ付2本)
ギヤシャフト・ベアリング 丸穴ボールベアリング
※「スーパーXX・スーパーIIシャーシ用超速ギヤセット」、「丸穴ボールベアリング4個セット」に付属
プロペラシャフト 1.4mm中空軽量プロペラシャフト
ホイールシャフト 60mmブラック強化シャフト(4本)
ホイールシャフト・ベアリング AO-1011 620ボールベアリング2個セット ※2セット
ターミナル(電池金具) スーパーIIシャーシ ゴールドターミナル
その他 2mm キャップスクリューセット(25mm・30mm)
ボールスタビキャップ(モノクロ)
ボールスタビキャップ(ブライト)
ブレーキスポンジセット

ビスやナットが足りない場合は、次のパーツで補充しましょう。

> 小部品の内訳については、「製品パーツカタログ – ⑧その他パーツ(小部品)」を参照。

作る時は、最低でも、次の工具を準備しましょう。 代わりのものがあれば、同じ工具でなくてもOKです。

走行レポート

タミヤプラモデルファクトリー新橋店で、テスト走行してみました。

タミヤプラモデルファクトリー新橋店のコースの様子その1

アトミックチューン2モーター」と「ライトダッシュモーター」は、次のセッティングで、5周走りきることができました。 ブレーキの両端は破損しやすいので、テープで隠しています。

スーパーIIシャーシ基本改造のセッティングその1スーパーIIシャーシ基本改造のセッティングその2

走りに余裕が感じられたので、セッティングは変えずに、他のモーターで走らせてみました。 「ハイパーダッシュ3モーター」と「パワーダッシュモーター」でも、5周走りきることができました。

コースをよく見ると、レーンチェンジ以外の立体部分は、ジャンプ台が1つだけです。 コーナーで減速してからジャンプするので、ブレーキは、それほど強くしなくても大丈夫みたいです。 長い直線もあるので、思い切ったスピードセッティングで、走らせることができるでしょう。

タミヤプラモデルファクトリー新橋店のコースの様子その2タミヤプラモデルファクトリー新橋店のコースの様子その3

同じセッティングで「スプリントダッシュモーター」で走らせたところ、ジャンプ中にひっくり返ってしまいました。

そこで、マスダンパーの上に、スペーサーを入れてみました(マスダンパーの重さやブレーキの強さは変更なし)。 すると走りが安定して、5周走りきることができました \(^o^)/

スーパーIIシャーシ基本改造のセッティングその3

ミニ四駆がジャンプすると、マスダンパーも上昇するので、ほんの一瞬、重心(重さの中心位置)が上がります。 ビスが長いほど、マスダンパーが上昇するので、その分重心も上がって、不安定になるのです。

でも、スペーサーを入れれば、マスダンパーの上昇を抑えることができます。 スペーサーを入れて走りが安定したのは、このためです。

スーパーIIシャーシ基本改造のセッティングその4

マスダンパーを止めるビスは、長いほど落下する高低差が大きくなるので、効果が高くなります。

マスダンパー効果の比較イメージ(短い・長い)

着地した時の安定性を重視するなら、ビスは長くして、ジャンプ中の安定性を重視するなら、ビスを短くしたりスペーサーを入れたりすると良いでしょう。


次は、スクウェアワン コッコロ吉川です。

スクウェアワン コッコロ吉川のコースの様子その2スクウェアワン コッコロ吉川のコースの様子その1

アトミックチューン2モーターでは、次のセッティングで、3周走りきることができました。 アップダウンがいくつもあるので、アトミックチューンのスピードでも、目まぐるしく走ります。 見ていて、とっても楽しいです (≧∇≦)

スーパーIIシャーシ基本改造のセッティングその5スーパーIIシャーシ基本改造のセッティングその6

ライトダッシュモーターで走らせたところ、ジャンプ台で大きく飛んでコースアウト。 長い直線でスピードに乗るので、モーターを速くするほど、マスダンパーを増やしたり、ブレーキを強めたりする必要がありそうです。

スクウェアワン コッコロ吉川のコースの様子その4スクウェアワン コッコロ吉川のコースの様子その3

そこで、サイド(横)のマスダンパーを、アジャストからシリンダーに変更しました。 すると、無事に完走。 ハイパーダッシュ3モーターでも、3周走りきることができました。

スーパーIIシャーシ基本改造のセッティングその7

モーターをパワーダッシュモーターに変更したところ、ジャンプの姿勢が不安定になったので、リヤ(後)のマスダンパーの上に、スペーサーを入れます。 すると、無事に3周走りきってくれました。 同じセッティングで、スプリントダッシュモーターでも、完走することができました \(^o^)/

スーパーIIシャーシ基本改造のセッティングその8

このコースは、長い直線があるので、つい最高速度を重視したくなります。 そして、長い直線の後にジャンプ台があるので、速いモーターにしたらブレーキを強めたくなりますが、それは罠かもしれません。 後半にコーナーとバンクが連続しているので、ブレーキを効かせるほど減速して、完走タイムが遅くなってしまうからです。

スクウェアワン コッコロ吉川のコースの様子その5スクウェアワン コッコロ吉川のコースの様子その6

完走タイムを早くするなら、セッティングは、ブレーキを無くして地上高は高めに、ジャンプはマスダンパーで制御して、モーターとギヤはトルク重視が良さそうに感じました。

ボディが乗らない時の対処法

スーパーIIシャーシ用のボディでも、今回の改造には合わないものもあります。 たとえば、「バンガードソニック」は大丈夫ですが、「ネオトライダガーZMCクリヤーボディセット(ポリカ)」は乗せることができません(EXサイドステーの先のビスが、ボディに当たってしまうため)。

この場合は、FRPプレート(ショート)を、次のように取り付けると良いでしょう。

スーパーIIシャーシ基本改造のマスダンパーの取り付けその3スーパーIIシャーシ基本改造のマスダンパーの取り付けその4
スーパーIIシャーシ基本改造のマスダンパーの取り付けその5

加工が必要になりますが、こんな方法もあります。

ARシャーシ FRPフロントワイドステー」を次のように加工して、シャーシ中央(前輪のすぐ後ろ)に取り付けます。 そして両端にビスを取り付けて、マスダンパーを装着できるようにします。 ビスは、スプリングワッシャーを挟んでロックナットで固定しましょう。

サイドマスダンパーを取り付ける部分の加工その3

シャーシに取り付けるビスは、皿ビスを使います。 通常のビスでは地上高が 1mm未満になってしまい、レギュレーション(公式大会の規則)に違反してしまうからです。

皿ビス

皿ビスは、頭の部分が平らになっている。 タミヤ製の通常パーツでは、「Nー03・Tー03 バンパーレスユニット」と「Nー03・Tー03 バンパーレスLED(赤)ユニット」に入っている。

皿ビスを入れる穴は、平面タイプのダイヤモンドヤスリ(100円ショップで売られているものでOK)の角を当てて、ぐりぐり回して削ります。 こうすれば、皿ビスの頭が、ちょうど入る形に加工できますよ☆

サイドマスダンパーを取り付ける部分の加工その1サイドマスダンパーを取り付ける部分の加工その2
皿ビスと平面ヤスリ

FRPプレートに取り付けたビスの頭も、紙ヤスリ(「フィニッシングペーパーP180番(3枚セット)」)で削ります。

サイドマスダンパーを取り付ける部分の加工その4サイドマスダンパーを取り付ける部分の加工その5

以上の加工で、地上高が 1mm以上になるので、大会に参加できるミニ四駆になります。

サイドマスダンパーを取り付ける部分の取り付けその1サイドマスダンパーを取り付ける部分の取り付けその2

これで、ネオトライダガーZMCの取り付けが、できるようになりました。 マスダンパーが、ボディの下に隠れるので、見た目も面白い改造ですよ☆

スーパーIIシャーシ基本改造のマスダンパーの取り付けその6スーパーIIシャーシ基本改造のマスダンパーの取り付けその7

ビス穴が多いスーパーIIシャーシは、このように、柔軟なセッティングが可能なんですね。 他のボディの場合でも、形に合わせて、取り付けるパーツの種類や位置を、色々と工夫してみましょう。

なお、FRPプレートの加工方法と注意点について、以前の記事「補助プレートを加工してみよう!」で説明しています。 未読の場合は、一読してから加工してください。


スーパーIIシャーシは、良く言えば汎用性が高く、悪く言えば中途半端なシャーシです。 総合性能は高いのですが、スピード、安定性、拡張性、頑丈さなど、どれを見ても1番優れている点はありません。

でも、ミニ四駆ステーション大会や公式大会では、スーパーIIシャーシのミニ四駆が、上位になるのを見かけます。 コースに合わせた改造やセッティングをすれば、突出した点がなくても、抜きん出ることができるわけです。 当日までコースの形が分からないミニ四駆ステーション大会に、1番向いているシャーシかもしれません。

他のシャーシに比べて、特に優れた点も劣った点もないからこそ、スーパーIIシャーシは、
「作り手の改造技術とセッティングの腕が、如実にあらわれるシャーシ」
と言えるでしょう。 ミニ四駆のことが、だいぶ分かってきたと感じたら、ぜひ使ってみてください!

スーパーIIシャーシ基本改造の外観その1

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