ARシャーシの改造に挑戦してみたよ!(3)

ARシャーシ基本改造の外観その4

高性能で、最初から速いARシャーシ。 ミニ四駆の初心者の、強い味方です。 でも実は、超上級者向けテクニカルシャーシ。 今回は、基本的な改造を紹介します☆


ARシャーシ改造(エアロアバンテ クリヤーブルースペシャル)

今回は、ARシャーシの基本的な改造方法を紹介します。

次の写真は、「エアロアバンテ クリヤーブルースペシャル」をもとに改造したミニ四駆です。 グレードアップパーツの加工は、一切していません。

ARシャーシ基本改造の外観その1ARシャーシ基本改造の外観その2

エアロアバンテ クリヤーブルースペシャルは、中径のハードタイヤとカーボンホイール(中径では珍しいパーツ)がセットになっている、限定スペシャルキットです。


車輪は、「スーパーX・XX 大径ローハイトタイヤ&ホイールセット」のホイールと、キット付属のハードタイヤを組み合わせました。 ハードタイヤは中径ですが、強引に伸ばしてセットしています。 キット付属のホイールに比べて、加速力が落ちる代わりに、最高速度は上がります。

ARシャーシ基本改造の車輪

ホイールシャフトの軸受けは、「AO-1011 620ボールベアリング2個セット」です。 摩擦抵抗を減らすために、ホイールとの間に「AO-1018 ベアリングローラー用スペーサー(20個)」を挟んでいます。

ARシャーシ基本改造のホイールシャフト軸受け

タイヤの取り付けは、次の手順で行います。

ホイールの大きさ(径)は25mmなので、中径のハードタイヤをいきなり入れるのは、簡単ではありません。 そこで、初めに23mmの大径ホイールに入れて、タイヤを伸ばすのが得策です。 下の写真は、「スーパーX・XXカーボン大径ナローホイール&バレルタイヤ(ホワイト)」のホイールに入れて、タイヤを伸ばしているところです。

ARシャーシ基本改造の車輪の取り付けその1ARシャーシ基本改造の車輪の取り付けその2

1日経つとタイヤが伸びるので、今度は25mmのホイールに入れます。 こうして、段階的に入れるのがポイントです。

ARシャーシ基本改造の車輪の取り付けその3ARシャーシ基本改造の車輪の取り付けその4

ちなみに、タイヤは両面テープで固定しないと、走行中にホイールから外れてしまうことがあります。 ただ、今回の組み合わせは心配ない(中径タイヤを伸ばして大径ホイールにセットしているので、ちょっとやそっとでは外れない)ので、両面テープは必要ありません。

車輪の大きさ(径)は、約30mm。 通常の大径(大径ホイール+大径タイヤ)は31mmですので、最高速度は少し劣ります。 でも、重さはこちらが軽いので、完走タイムは早くなるかもしれません。 また、タイヤが伸びた分、薄くなるので、安定性の向上も期待できるでしょう。

ARシャーシ基本改造の車輪の大きさ

なお、車輪のブレが大きいと、速さも安定性もダウンしてしまうので、取り付ける時は、次の点を意識してみてください。

【走りを良くする車輪の取り付け方法】
  • ①ホイールシャフトは、車輪に対して、なるべく垂直に入れる。
  • ②取り付けた後、手で回して、車輪のブレの大きさを確認する。
  • ③車輪のブレが大きい場合は、いったん抜いてから、入れ直す。
     →ブレが無くなるか、小さくなるまで、①②を繰り返す。
  • ※詳細は「VSシャーシの改造に挑戦してみたよ!(3)」を参照。

ミニ四駆のホイールのブレ確認のイメージ

また、車輪をシャーシにセットする時は、取り付け工具(下の写真)を挟んで、最後まで押し込む方法がお勧めです。

ARシャーシ基本改造の車輪の取り付けその5

この取り付け工具は、プラバンで作成したもので、
「シャーシとホイールの間隔が 0.1mm未満で、しかも、車輪がなめらかに回る状態」
を作り出すことができます。 工具の作成方法は、「VSシャーシの改造に挑戦してみたよ!(3) – 取り付け工具の作り方」を参照してください。

ミニ四駆のホイール取り付け工具


フロント(前)バンパーには、「FRPフロントワイドステー(フルカウルミニ四駆タイプ)」を取り付けました。 弓なりの形状は、ローラーベース(前後のガイドローラーの長さ)を短くして、コーナーを速く走らせるのに最適です。

ARシャーシ基本改造のフロントバンパー

ガイドローラーは、「HG 19mmオールアルミベアリングローラー」です。 ビスは、25mmのキャップスクリュー(「2mm キャップスクリューセット(25mm・30mm)」)を使っています。 安定性を高めるため、17mmのスタビヘッド(「大径スタビヘッドセット(17mm)」)も取り付けました。

ARシャーシ基本改造のフロントガイドローラー

バンパーの下には、「FRPマルチ補強プレート」を取り付けて、緑のブレーキスポンジ(「ブレーキスポンジセット」)を貼りました。 フロントバンパーの下には「フロントアンダーガード」を取り付けるのが基本ですが、こうすれば、フロント(前)にもブレーキを取り付けることができます。 ブレーキが、リヤ(後)だけでは足りない場合、このセッティングが有効ですよ☆

ARシャーシ基本改造のフロントブレーキその1

シャーシとの間には、大ワッシャーと1.5mmスペーサーを挟んで、地上高を下げています。 ブレーキを強めるならワッシャーの枚数を増やして、弱めるなら減らすと良いでしょう。 ブレーキスポンジを長持ちさせるため、「ミニ四駆マルチテープ(10mm幅 ブルー)」を貼っています。

ARシャーシ基本改造のフロントブレーキその2

パーツを取り付ける所(シャーシの穴)には、事前にトラスビスを入れて、ネジ穴を作ることをお勧めします。 フロント(前)バンパーの場合、トラスビスのカサ部分(黄色の点線)が、バンパーの角度(赤色の点線)と平行になるように入れます。 フロント(前)バンパー以外の場所は、どの視点からでも平行に見えるように入れましょう。

ARシャーシへのビス入れその1ARシャーシへのビス入れその2

これは、シャーシにパーツをビス止めする全ての作業に言えます。 手間はかかりますが、こうすれば、ネジ穴を綺麗に作ることができるので、以降の作業が楽になるからです。 ミニ四駆はシャーシがダメになったらおしまいなので、ていねいな作業を心がけましょう。

ARシャーシへのビス入れその3ARシャーシへのビス入れその4

ガイドローラーとスタビヘッドの取り付けは、次のように行います。

キャップスクリューに大ワッシャーを入れて、FRPプレートの下から通します。 上からも大ワッシャーを入れて、ガイドローラーをセットします。 その後、スプリングワッシャーを挟んで、ナットで固定します。

フロント部分の取り付け手順その1フロントガイドローラーの取り付け手順その2

さらに、6.7mmスペーサー、3mmスペーサー、スタビヘッドの順に入れて、スタビボールで固定して、完成です。

フロント部分の取り付け手順その3


サイド(横)バンパーには、「ARシャーシ サイドマスダンパーセット」のFRPプレートをビス止めして、マスダンパーを取り付け可能にしました。 重心を下げて安定性を高めるために、シャーシとFRPプレートの間に、3mmスペーサーを挟んでいます。

ARシャーシ基本改造のサイドバンパーその1ARシャーシ基本改造のサイドバンパーその2


リヤ(後)バンパーには、「FRPフロントワイドステー(フルカウルミニ四駆タイプ)」を取り付けました。 ガイドローラーは、「AO-1008 830ベアリング2個セット」です。 軽くて回りも良く、3レーンのコースに向いているローラーと言われています。

ARシャーシ基本改造のリヤバンパーARシャーシ基本改造のリヤガイドローラー

ブレーキは、「ARシャーシ ブレーキセット」です。 ブレーキの効きを強くするために、「FRPマルチ補強プレート(ショート)」で延長しています。

ARシャーシ基本改造のリヤブレーキその1ARシャーシ基本改造のリヤブレーキその2

ガイドローラーの取り付けは、次のように行います。

10mmビスに830ベアリング(ベアリングローラー用スペーサーでサンドイッチ)をセットして、大ワッシャーを入れた後、FRPプレートの下から通します。

リヤ部分の取り付け手順その1リヤ部分の取り付け手順その2

上から大ワッシャーを入れて、スプリングワッシャーを挟んでから、ロックナットで固定して、完成です。

リヤ部分の取り付け手順その3リヤ部分の取り付け手順その4


ボディには、キット付属のシールを貼りました。 窓の部分は、「ホログラムステッカー5種セット」に置き換えています。

ARシャーシ基本改造の外観その4

シールの置き換えは、次のように行います。

キット付属のシールを台紙(ホログラムシールの裏側)に貼って、境目に沿って切り抜きます。 その後、ホログラムシールを台紙から外して、ボディに貼ればOKです。

ホログラムシールの切り取りその1ホログラムシールの切り取りその2

注意点として、左右対称のシールを置き換える場合、ホログラムシールを貼る位置は反対側になります。 鏡は物体を逆に映すのと同じ理屈で、切り抜いたホログラムシールは、台紙に貼ったシールと逆の形になるからなんですね。 頭の中でイメージするよりも、実際に試した方が分かりやすいので、まずは実行してみましょう。


ターミナル(電池金具)は、「スーパーXシャーシ・ゴールドターミナル」に交換しました。 キット付属のターミナルよりも高性能(*1)なので、ミニ四駆のスピードがアップします。

ARシャーシ基本改造のターミナル(電池金具)

*1:キット付属のターミナルは銅製なので、酸化(空気中の酸素と融合)しやすく、すぐに性能が下がってしまう。 ゴールドターミナルは金メッキのおかげで、性能が劣化しにくい上に、ミニ四駆のスピードもアップする。 性能の違いについては、以前の記事「【検証】ターミナル(電池金具)」を参照。

ホイールシャフトは「60mmブラック強化シャフト(4本)」、プロペラシャフトは「1.4mm中空軽量プロペラシャフト」に交換しました。

20150515_36

ギヤシャフトは、「フッソコートギヤシャフト(ツバ付2本)」に交換しました。 また、カウンターギヤには、キット付属のプラベアリングを内蔵しました。

ARシャーシ基本改造のカウンターギヤ周り

カウンターギヤに内蔵するパーツは、何種類もあります。 性能の違いについては、以前の記事「【検証】ギヤシャフト・ベアリング(カウンターギヤの軸受け)」を参照してください。

まとめ

シャーシの重さは 96.7g、ボディを含めると 110.2gです(グリスアップはしていない状態)。

ARシャーシ基本改造の重さ(ボディなし)ARシャーシ基本改造の重さ(ボディあり)

マスダンパーは、サイド(横)に2ヶ所、リヤ(後)に2ヶ所、計4ヶ所に取り付けることができます。 前にも取り付けたい場合は、FRPプレートを固定している2本のビスを、「AO-1024 2x38mm両ネジシャフト(4本)」に交換すると良いでしょう。

ARシャーシ基本改造へのマスダンパーの取り付け


改造に使った部品は、次のとおりです。

【使用パーツ一覧】
部位 パーツ名
シャーシ エアロアバンテ クリヤーブルースペシャル」のARシャーシ
ボディ キット付属のボディ
ホログラムステッカー5種セット
車輪 スーパーX・XX 大径ローハイトタイヤ&ホイールセット」のホイール+キット付属のハードタイヤ
フロント(前)バンパー FRPフロントワイドステー(フルカウルミニ四駆タイプ)
FRPマルチ補強プレート
HG 19mmオールアルミベアリングローラー
大径スタビヘッドセット(17mm)
サイド(横)バンパー ARシャーシ サイドマスダンパーセット」のFRPプレート
リヤ(後)バンパー FRPフロントワイドステー(フルカウルミニ四駆タイプ)
AO-1008 830ベアリング2個セット
FRPマルチ補強プレート(ショート)
ARシャーシ ブレーキセット
モーター アトミックチューンモーター
ピニオンギヤ&クラウンギヤ キット付属のパーツ
※「カーボン強化8Tピニオンギヤ(6個)
※「AO.1016 ミニ四駆G―13ギヤ(ピンク・10個)
カウンターギヤ&スパーギヤ キット付属のパーツ
※「スーパーXX・スーパーIIシャーシ用超速ギヤセット
ギヤシャフト フッソコートギヤシャフト(ツバ付2本)
ギヤシャフト・ベアリング 620プラベアリング(低摩擦タイプ) ※AR・MAのキットに付属
プロペラシャフト 1.4mm中空軽量プロペラシャフト
ホイールシャフト 60mmブラック強化シャフト(4本)
ホイールシャフト・ベアリング AO-1011 620ボールベアリング2個セット ※2セット
AO-1018 ベアリングローラー用スペーサー(20個)
ターミナル(電池金具) スーパーXシャーシ・ゴールドターミナル
その他 2mm キャップスクリューセット(25mm・30mm)
ボールスタビキャップ(ブライト)
ブレーキスポンジセット

ビスやナットが足りない場合は、次のパーツで補充しましょう。

> 小部品の内訳については、「製品パーツカタログ – ⑧その他パーツ(小部品)」を参照。

作る時は、最低でも、次の工具を準備しましょう。 代わりのものがあれば、同じ工具でなくてもOKです。

走行レポート

タミヤプラモデルファクトリー新橋店で、テスト走行してみました。

タミヤプラモデルファクトリー新橋店のコースの様子

マスダンパー無しで走らせたところ、手前の下り坂の着地で跳ねて、あっさりコースアウト。 高低差があるので、マスダンパーは必須みたいです。

タミヤプラモデルファクトリー新橋店のコースの様子その2

次のセッティングにしたところ、「アトミックチューンモーター」と「ライトダッシュモーター」で、5周走りきることができました。

ARシャーシ(エアロアバンテ)のセッティングその1ARシャーシ(エアロアバンテ)のセッティングその2

モーターを「ハイパーダッシュ3モーター」に変更すると、今度はコーナーの走りが不安定になりました。 外側のレーンで、スピードに乗った状態で曲がると、時々横転してしまいます。

そこで、リヤ(後)のガイドローラーの取り付け位置を、次のように(FRPプレートの下から上に)変更してみました。

すると、コーナーの走りが安定するようになりました。 どうやら、ガイドローラーの高さが問題だったようです。

ガイドローラーを取り付ける高さは、ミニ四駆の安定性に影響します。 低めに取り付けると、踏ん張りが、きかなくなってしまうんですね。 今回のケース(外側のレーンで時々横転する現象)は、次のイラストの左下に該当します。
> 詳細については「ローラーセッティングをマスターしよう!」を参照。

ガイドローラーの高さの違いによるマシン走行の違いのイメージ

ドラゴンバック(ジャンプ台)での走りも、いまいち安定しません。 ジャンプ時の姿勢に問題がありそうなので、マスダンパーの上に、スペーサーを入れてみました。

ARシャーシ(エアロアバンテ)のセッティングその3ARシャーシ(エアロアバンテ)のセッティングその4

すると走りが安定して、ハイパーダッシュ3モーターでも、5周走りきることができました \(^o^)/

マスダンパーを止めるビスは、長いほど、効果が高くなります。 落下する高低差が、大きくなるからです。

マスダンパー効果の比較イメージ(短い・長い)

ただ、マスダンパーが上昇した時、ミニ四駆は、(ほんの一瞬)重心が上がってしまうんですね。 ビスが長いほどマスダンパーが上昇するので、重心も上がって不安定になります。 車輪が大径の場合、もともとの重心が高いので、さらに不安定になりやすいわけです。

でも、スペーサーを入れれば、マスダンパーの上昇を抑えることができます(短いビスに交換するのも有効)。 スペーサーを入れて走りが安定したのは、このためです。

ミニ四駆超速チューンナップ入門」を持っているなら、111ページを開いてみましょう。 公式大会の優勝マシンが紹介されていますが、マスダンパーを止めるビスに、スペーサーが入っていますよね? また、その次のページのミニ四駆は、サイド(横)のビスが短いですよね? どちらもマスダンパーの可動域を狭くして、重心が上がり過ぎないように調節しているわけです。

ミニ四駆超速チューンナップ入門

走行後、ブレーキの端が削れていました。

リヤブレーキの外側の様子

通常のコーナーだと当たらないのですが、新橋のレーンチェンジは急カーブなので、ここで接触したのでしょう。

リヤブレーキの接触確認タミヤプラモデルファクトリー新橋店のコースの様子その3

ブレーキの端をカットするか迷いましたが、当たる場所が局所的なので、そのままにします。


次は、グッピー越谷レイクタウン店です。
※2015/10/6追記 記事の掲載後に移転されたため、現在はありません。

グッピー越谷レイクタウン店のコースの様子その1

アトミックチューンモーターで走らせたのですが、サイド(横)とリヤ(後)の4ヶ所にマスダンパーを取り付けても、なかなか完走できません。 長い直線でスピードに乗った後のジャンプ台で、どうしてもひっくり返ってしまいます。

グッピー越谷レイクタウン店のコースの様子その2グッピー越谷レイクタウン店のコースの様子その3

試しに、別のミニ四駆(写真左側、「バンガードソニック プレミアム」)を走らせたところ、アトミックチューンモーターで、マスダンパー無しでも完走しました。 ソニックの車輪は中径にしているのですが、スピードは少し遅めでも、安定性は抜群です。

2台のミニ四駆

ジャンプ時の姿勢に問題があると感じたので、マスダンパーの上にスペーサーを入れてみました。 すると、完走することができました。 ライトダッシュモーターでも、バッチリ3周走ってくれます。 大径の場合、マスダンパーを止めるビスは、短めにする(マスダンパーの可動域は、中径よりも狭くする)のが良いかもしれません。

ARシャーシ(エアロアバンテ)のセッティングその5ARシャーシ(エアロアバンテ)のセッティングその6

ブレーキの端が、さらに削れていることに気づきました。 1番内側の急コーナーでも、当たっている気配はありません。

リヤブレーキの外側の様子その2リヤブレーキの接触確認その2

コースに沿って調べていたら、ウエーブセクションで当たっていることが分かりました。 リヤ(後)のガイドローラーを前方に取り付けた関係で、ぎりぎり当たってしまうようです(+_+)

リヤブレーキの接触確認その3リヤブレーキの接触確認その4

ウエーブセクションは、コースのあちこちにあるので、ブレーキの端をカットすることにしました。

リヤブレーキのカットリヤブレーキのカットその2

今度はハイパーダッシュ3モーターに挑戦しましたが、1番外側からのコーナー直後(時計回りで走った後)で、ジャンプが曲がって完走できません。 1番スピードに乗る場所なので、遠心力が加わって、ジャンプが乱れやすいみたいです。

グッピー越谷レイクタウン店のコースの様子その4

そこで、ブレーキの右側を、テープで隠してみました。 こうすると、ジャンプが左方向になるのですが、その働きが、右方向に曲がる力を打ち消してくれると考えたんですね。

ARシャーシ(エアロアバンテ)のセッティングその7

狙い通り、ジャンプがまっすぐになって、無事に完走することができました \(^o^)/ 新しい電池と交換しても、ビュンビュンなハイスピードで、バッチリ3周走ってくれます。 ミニ四駆って、奥が深いですね♪

走行後、クラウンギヤの歯の一部が、欠けていました。 桃色のクラウンギヤは、柔らかくてなじみやすい反面、壊れやすいんですね。 ですので、黒色のクラウンギヤ(カーボン強化タイプ)に交換することにしました。

歯の一部が欠けたクラウンギヤ

黒色のクラウンギヤ(カーボン強化タイプ)は、次のパーツに入っています。 ARシャーシの場合、特に壊れやすいようなので、初めから使うのが良いでしょう。

今回も、改善点がいくつも見つかりました。 他の模型と違って、ミニ四駆は、作ってからがスタートです。 新しいミニ四駆を制作したら、次の3ステップで、完成を目指しましょう。

  • ①ミニ四駆を制作・改造する
  •      ↓
  • ②走らせて改善点を見つける
  •    ↓   ↑
  • ③手直しして改善を確認する

大径を使ってみよう!

大径は、スピードが出る反面、扱いが難しいです。 レースでは、どんなに速くても走行不能になったら負けですし、コースが複雑になると、大径ではスピードが乗る前に減速しがちで、完走タイムも遅くなることがあります。 現在、中径が主流なのは、このためなんですね。
> 詳細については「ペラタイヤを作ってみよう!」を参照。

タミヤのWEBサイト(ミニ四駆イベントレポート)や「ミニ四駆超速ガイド2014」「ミニ四駆超速チューンナップ入門」には、トップレーサーや、それに続く上位者のミニ四駆が紹介されています。 それらを見ると、車輪は中径(しかも、ペラタイヤ加工されたもの)ばかりです。

だからと言って、セッティングをまねしても、同じスピードで走るとは限りません。 ミニ四駆の速さは、モーターが大きな比重を占めています。 そしてトップレーサーや上位者は、とても速いモーターを持っているからです。
> 詳細については「【検証】モーターのブレークイン」を参照。

ミニ四駆における各パーツの速さの比率

どんなにミニ四駆を改造しても、モーターの性能を越えて、速くなることはありません。 スピードアップに関係するパーツは、駆動効率や電動効率を高めるだけであって、(モーター・電池と違って)速さ自体が増すわけでは、ないんですね。

ですので、同じように改造したミニ四駆を作っても、モーターの性能で負けていたら、太刀打ちできません。 レースでは、お互いコースに合ったセッティングの場合、最後はモーター勝負だからです。

ミニ四駆グランプリ2015東京大会2の様子その11

あなたが、とても速いモーターを持っているなら、話は別です。 でも、もしミニ四駆を始めたばかりだったり、モーターが育成途中だったりする場合、車輪が同じ中径では、スピード負けしてしまうでしょう。 どんなにがんばってミニ四駆を作っても、モーターの性能差が大きいと、勝つことはできないからです。

また、「二ツ星駆動力学研究所(2)」の巻末(ミニ四駆対談)には、車輪を小径にして、チャンピオンズで優勝したエピソードがあります。 このことからも、「車輪は中径がベスト」とは、言い切れないことが分かります。

二ツ星駆動力学研究所(2)

ミニ四駆を遊び始める人は、増加の一途をたどっています。

以前、ミニ四駆を通じて知り合った方が「昔は表彰台に上がったこともあるのに、今は勝てなくなった」と、つぶやいていました。 管理人も、時間がたつほど、1次予選を突破するのが難しくなっている気がします。 ミニ四駆人口に比例して、全体のレベルも上がっているからでしょう。

もし、今まで中径しか使ったことがないなら、大径の経験も、積んでおくことをお勧めします。 実際、ミニ四駆グランプリ2015 SPRINGで、次のようなことがありました。

ミニ四駆グランプリ2015東京大会1の様子その1ミニ四駆グランプリ2015東京大会1の様子その2

ミニ四駆グランプリ2015の東京大会1(3/22)は、中径のミニ四駆で参加しました。 完走はしましたが、1位でゴールはできませんでした。

ミニ四駆グランプリ2015東京大会1に出走したミニ四駆

以前の記事「MAシャーシの改造に挑戦してみたよ!(3)」で紹介したミニ四駆(アバンテMk.Ⅲアズール、MAシャーシ)。
車輪の大きさは25mm。 軽いマスダンパーでも安定した走りだったが、最高速度に達しても、他のミニ四駆に追いつくことはできなかった。 ブレーキのセッティングミスも加わって、1次予選でスピード負け。

そこで、東京大会2(4/26)は大径のミニ四駆で参加したところ、1次予選を突破することができました。 厳密にはチャンピオンズと同じ組だったのですが、一般参加者の中では1位だったので、2次予選のシールがもらえたのです(チャンピオンズは1次予選で勝っても、2次予選には進めないルールのため)。

ミニ四駆グランプリ2015東京大会2の様子その5ミニ四駆グランプリ2015東京大会2の様子その6

2次予選は2位でしたが、1位になったミニ四駆の、すぐ後のゴールでした。 使ったモーターは、東京大会1と同じ「ハイパーダッシュモーターPRO」でも、完走タイムは格段に早かったです。 もし、軽量なポリカーボネート製ボディだったら、決勝レースに進出できたかもしれません。

ミニ四駆グランプリ2015東京大会2に出走したミニ四駆

以前の記事「サイクロンマグナム21st Century editionを作ってみたよ!」で紹介した、UFOキャッチャー限定のミニ四駆(サイクロンマグナム21st、MSシャーシ)。
車輪の大きさは30mm。 ボディはスーパーTZーX用だが、加工してMSシャーシに搭載。 ボディ提灯化させて、大径でも走りが安定するよう改造した。 最高速度の伸びは抜群で、1次予選を無事に突破。 2次予選も完走し、2位(トップと僅差)でゴールすることができた。

大径はスピードが出るので、中径よりも制御(コースアウトしないよう走らせること)が難しいです。 また、コースが複雑だと減速しがちで、中径や小径よりも、周回が遅くなる場合もあります。 思わず、
「すぐにコースアウトするから怖い」
「大径はダメ、使えない!」
と感じてしまうかもしれません。

ミニ四駆グランプリ2015東京大会2の様子その7ミニ四駆グランプリ2015東京大会2の様子その1
ミニ四駆グランプリ2015東京大会2の様子その8ミニ四駆グランプリ2015東京大会2の様子その2

そんな時は、
「大径でも、完走したり早くゴールしたりするように、改造技術とセッティングの腕を磨こう!」
と、考えてみましょう。

以前の記事「「運命のシャーシ」を見つけよう!」でも書きましたが、人は考え方を変えると行動が変わり、それによって物事の結果が変わります。 また、壁を越えるのに必要な要素は、今まで実践していない中にあります。

ミニ四駆グランプリ2015東京大会2の様子その3ミニ四駆グランプリ2015東京大会2の様子その9
ミニ四駆グランプリ2015東京大会2の様子その10ミニ四駆グランプリ2015東京大会2の様子その4

今回のミニ四駆は、パーツを加工していないので、制作は簡単です。 今まで、あまり大径を使っていないなら、ぜひ作ってみてください。
「大会のレースで、完走はするけれど、スピード負けが多いなぁ」
という方には、特にお勧めします。

また、以前の記事「エアロアバンテ レッドスペシャル(ARシャーシ)の改造に挑戦してみたよ!」のミニ四駆も作って走りを比べれば、中径と大径の経験を、バランス良く積むことができるでしょう。 どちらか一方だけを使うよりも、さらに理解を深めることが、できるはずです。

ARシャーシ基本改造の外観その3


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