ダンパーセッティングをマスターしよう!

ダンパーセッティングの流れ

マスダンパーのセッティングのポイントについて、解説します。


適切なダンパーセッティングは、ミニ四駆を体操選手に変える!

マスダンパーを取り付けると、その分ミニ四駆が重くなるので、最高速度になるまで時間がかかるようになります。 それでも、あるのとないのとでは、安定性が大違いです。

立体コースでは、高速なミニ四駆ほどジャンプも大きくなるので、着地の際に受ける衝撃も大きくなります。

スピードによるジャンプ時の違い

衝撃が大きければ大きいほど、ジャンプ着地後にバランスを崩しやすくなります。 着地後にバランスを崩してしまうと、ミニ四駆が体勢を整えるまで走りにロスが生まれたり、時にはコースアウトしてしまったりします。

マスダンパー未装備によるジャンプ着地後のリスク

マスダンパーを適切に取り付ければ、ミニ四駆が飛び跳ねなくなるので、綺麗に着地してスムーズに走り続けることができます。 たとえミニ四駆の重量が増えても着地が安定すれば、コースアウトの危険性が減るだけでなく、走りのロスが無くなってトータルのタイムが早くなることもあります。

マスダンパー装備による効果

まるで、オリンピックに出場する体操選手のように、ミニ四駆の着地を安定させる。 それが、ダンパーセッティングの理想です。

マスダンパーの取り付け位置

マスダンパーの取り付け位置は、レギュレーション(公式大会の規則)で、次のように決められています。

「前後のガイドローラーの中心軸を結んだ線よりも内側に収める」

中心軸は、ガイドローラーを止めるビスのことです。

マスダンパーの取り付け可能範囲

マスダンパーは、ミニ四駆の外側に取り付けた方が、効果が大きくなります。 ですので、マスダンパーの取り付け範囲を広げるなら、
 ガイドローラーの取り付け幅を広げる(なるべく 105mmに近づける)、
 径の小さなガイドローラーを取り付ける、
とすれば良いわけです。

ガイドローラーによるマスダンパーの取り付け可能範囲の違い

ダンパーセッティングの種類

マスダンパーを取り付ける場所は、前(フロントバンパー)、横(サイドバンパー)、後(リヤバンパー)の3箇所です。 ガイドローラー(6個)と違って個数制限がないので、セッティングは様々なバリエーションがあります。

【取り付け位置】
位置 説明
マスダンパーの取り付けパターンその1 前+横+後 最も安定するとされている取り付け方。 ミニ四駆の重さはかなり増えるので、タイヤ&ホイールの大きさは、大径ではなく中径以下にするのが無難。
マスダンパーの取り付けパターンその2 横+後 かなり安定する取り付け方。 ほとんどの立体コースでは、この組み合わせで十分。 前+後の組み合わせも、ほぼ同じ効果を発揮する。
マスダンパーの取り付けパターンその3 基本的な取り付け方。 この方法を採用する場合、一極集中に押さえつける効果が生まれる、マスダンパー(ヘビー)を左右に取り付ける。

次の写真のように、同じ位置でも、取り付ける量(重さ、配置)にもバリエーションがあります。 取り付ける量が違えば、マスダンパーの効果も変わります。

マスダンパーの取り付け量のバリエーションその1マスダンパーの取り付け量のバリエーションその2
マスダンパーの取り付け量のバリエーションその3マスダンパーの取り付け量のバリエーションその4


マスダンパーの取り付け位置は、「前輪のすぐ後ろが、最も安定する」と言われています。 実際、横にマスダンパー(ヘビー)を取り付けるだけでも、かなり安定します。

日常生活を振り返ると、何かの時に物を押さえる場合、無意識に真ん中あたりを押さえますよね? それは、真ん中が1番安定する(押さえつける力が、全体に行き渡る)と、経験で知っているからです。

でも、ミニ四駆は前進しながら走ります。 走行中、前輪後ろに下向きの力が加わると、ミニ四駆が前進する力と相まって、(タイムラグで)ちょうど真ん中当たりに下向きの力が働くのです。 前輪のすぐ後ろが最も安定するのは、このためです。

走行中のミニ四駆を押さえつける力のイメージ

AR、MA、スーパーXXシャーシなら、「FRPマルチ補強プレート(ショート)」や「ARシャーシ サイドマスダンパーセット」に付属のFRPプレートをサイドバンパーに装着すれば、前輪の後ろに、手軽にマスダンパーを取り付けることができます。

マスダンパーの取り付けの例(横)

スーパーIIシャーシの場合、AO-1028 ミニ四駆EXサイドステーを装着すれば、前輪の後ろに取り付けることができます。 また、シャーシに直接、FRPプレートをビス止めする方法もあります。

MSシャーシの場合、シャーシ前部にFRPプレートをビス止めすれば、マスダンパーをぶら下げる形で取り付け可能です。

MSシャーシのマスダンパー取り付け例

VSシャーシにもサイドバンパーがあるので、FRPプレートを加工すれば、横に取り付けることができなくもありません。 でも、サイドバンパーの剛性が低い(あまり頑丈でない)ので、お勧めはしません。 以前、スーパーXXシャーシと同じ気持ちで取り付けたところ、走行途中で曲がってしまいました(>_<) VSシャーシの場合は、「マスダンパーについて」で紹介した提灯を活用しましょう。

要注意! マスダンパーの危険な取り付け方

マスダンパーの取り付け方によっては、むしろミニ四駆の安定性が下がってしまう場合があります。

マスダンパーの危険な取り付け例

上の例は、非常に危険な取り付け方です。 ミニ四駆の重心(通常は、電池やモーターの高さの中心)よりも高い位置にマスダンパーを取り付けているため、重心が上がってしまうからです。 このようなセッティングだと、ジャンプ着地時の安定性が高くなっても、今度はコーナー(特に急カーブ)で横転する危険性が増してしまいます。

私見ですが、電池よりも上の高さにマスダンパーを取り付けるのは、あまりお勧めできません。

ダンパーセッティングの重要ポイント

初心者にとって、ダンパーセッティングで、すっごく重要なポイントがあります。 それは、そもそもミニ四駆に、マスダンパーを取り付ける必要があるか、確認することです。

マスダンパーが無くて済むなら、それに越したことはありません。 マスダンパーを取り付けるとミニ四駆が重くなるため、走行タイムが遅くなるからです。 人間で言えば、ランドセルやリュックサックを背負うようなもの。 体育の授業で、荷物を背負って50メートル走したら、タイムは遅くなりますよね? それと同じです。

ミニ四駆ステーションのコース試走の様子その1ミニ四駆ステーションのコース試走の様子その2

1発勝負のジャパンカップは別ですが、何度も試走できる通常のコースやミニ四駆ステーション大会のフリー走行では、1走目はマスダンパー無しでトライしてみてください。 多くの経験を積み、自分のミニ四駆のクセを知り、コースの特性を一目で見極められるベテランレーサーになるまでは、その方が経験値をたくさん得ることができるはずです。

マスダンパーを取り付けなくても、コースを完走できる場合はそのまま。 コースを完走できない/走りが安定しない場合は、横にマスダンパーを取り付けて、走り具合を見ながら、後や前にも付け足してゆきます。

ダンパーセッティングの流れ

何度もトライ&エラーを繰り返して、経験をいっぱい積んで、コースに合わせたセッティングができるようになりましょう!


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