ブレークインをマスターしよう!

テープを使って台にマシンを固定する方法

ミニ四駆の性能を向上させる、ブレークインについて解説します。 一般的な方法だけでなく、トップレーサーによる、こだわりの方法も紹介します。


ブレークインとは?

ブレークインは、ミニ四駆の慣らし運転のことです。 次の2つに大別されます。

  • モーターのブレークイン
  • ギヤのブレークイン

たとえば、学校の体育の授業では、運動する前に準備運動をしますよね? いきなり全力で体を動かすよりも、軽めの運動をすれば、スムーズに体を動かすことができたり、ケガを予防できたりします。

同じように、買ったばかりのミニ四駆をブレークインすれば、モーターのパワーが出るようになって、ギヤ同士のかみ合わせも良くなるのです。

モーターとギヤをなじませるための準備運動が、ブレークインというわけです。

モーターのブレークイン

モーターのブレークインは、とても簡単です。 ポイントは、次の2つ。

1つ目のポイントは、ピニオンギヤ(または、カウンターギヤ)を取り付けないで、電池をセットしてスイッチを入れることです。 こうすれば、モーターを空回りさせることができるからです。 モーターを回す時間の目安は、5分間です。

2つ目のポイントは、新品(または、充電したばかり)の電池ではなく、使い古しの電池(マンガンやアルカリ)を使うことです。 未使用のモーターに、新品の電池を使うことは、いきなり全力疾走をさせるようなもの。 使い古しの電池なら、モーターにかかる負荷が下がります。 だから、ゆっくりとした慣らし運転(ブレークイン)になるのですね。

新しい電池でブレークインする方法

新品のアルカリ電池(または、充電式電池)で、モーターに負荷をかけずに、ブレークインをする方法があります。 その方法は、「1本の電池で動かす」です。

ミニ四駆を動かすには電池が2本必要ですが、次の写真のように電線を使えば、1本の電池で動かすことが可能です。 電池1本なら、モーターにかかる負荷は、半分以下に下がります。 だから、新品の電池(できれば充電式電池が良いですね)でも、モーターのブレークインができるというわけです。

電池1本でブレークインする方法(外観)電池1本でブレークインする方法(拡大)

電線はタミヤから販売されているので、ミニ四駆の販売店で売られている場合があります。 もし手に入らない場合、次の写真のようにクリップを使う方法もあります。 クリップは金属なので、電気を通すのですね。

電池1本でブレークインする方法2

クリップをつなげて、電線の代わりにする。 モーターの振動で外れる場合があるので、横からもクリップをつなげて、サイドバンパーからビス止めしている。

※4/25追記 ブレークインの方法を検証した結果、電圧が低いと遅いモーターに仕上がることが判明。 詳細は「【検証】モーターのブレークイン」を参照。

ギヤのブレークイン

ギヤのブレークインは、それほど難しくはありません。 ポイントは、次の3つ。

1つ目は、ミニ四駆を台の上に乗せて、タイヤを空回りさせることです。 そのまま台に乗せるだけでは、振動で外れて走り出してしまうので、テープなどでしっかりと固定します。

テープを使って台にミニ四駆を固定する方法

2つ目は、モーターのブレークインと同様、使い古しの電池(マンガンやアルカリ)を使うことです。 ただ、上の例で示した電池1本で行う方法であれば、充電式電池でも大丈夫です。

3つ目は、グリスを塗らずに行うことです。 ギヤ同士をなじませて、かみ合わせを良くするには、ほんの少し削られる必要があります。 事前にグリスを塗ってしまうと、ギヤが削られるのに時間がかかってしまうからです。

時間の目安は、10〜15分程度です。 耳をすまして、ギヤ同士の音を聞いてみてください。 初めはガリガリ鳴っていても、途中から静かになるはずです。

ブレークインを終えたら、ギヤの周囲に付着している粉を、つまようじ・綿棒などで、きれいにふき取ります。 特に、ギヤの歯と歯の間に粉が付着していないか、よく確認してください。 人間にたとえると、靴の中に小石が入っているようなものなので、放っておくとトラブルの原因になります。

テープを使わずに固定する方法

テープを使わなくても、ミニ四駆を固定する方法があります。 「テープの糊(のり)が、ミニ四駆や電池にくっついたらイヤだな」と気にする方にお勧めです。

やわらかいゴム製タイヤを持っているなら、次の写真のようにミニ四駆を乗せてみてください。 グリップ力が高いので、振動で外れることがありません。

テープを使わずにギヤのブレークインをする方法

ワンウェイホイールを、左右逆に取り付ける方法も有効です。 こうすると、ミニ四駆は進むことができません(少しだけ前進します)。 その仕組みの関係で、ホイールの内部で空回りしてくれるからです(写真をクリックすると、別ウインドウで拡大表示)。

テープを使わずにギヤのブレークインをする方法その2

トップレーサーの、こだわりのブレークイン

最後に、あるトップレーサーによる、こだわりのブレークインを紹介します(モーターのブレークインです)。 それは「モーターの正回転/逆回転を、3時間行う」という方法です。 たった1つのモーターを、3時間(180分)もブレークインするなんて、ずいぶん手間をかけますよね。

正回転は、電池の向き(+とー)を正しくセットした場合の回転、逆回転は、その逆です。 モーターを空回しさせるだけなら、電池の向きを逆にセットしても危険はないんですね(シャーシによっては、逆向きにセットできない場合があります)。

電池1本の方法であれば、アトミックチューンモーターの場合、30分ぐらい連続運転しても、ほとんど加熱しません。 モーターは使えば使うほど、中身がなじんでゆき、性能が向上するのかもしれませんね。

組み上げたばかりのミニ四駆や、買ったばかりのモーター・ギヤは、事前にブレークインをして、最適な状態でコースを走らせるようにしましょう!


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