タミヤ製の電池を使おう!

ミニ四駆バッテリーケースに入れたタミヤネオチャンプ

ミニ四駆を走らせる単3電池は、種類がいっぱい。 でも、タミヤ製の電池だけを使わないと、なかなか大会では勝てません。 その理由について、説明します。


2017/6/5 この記事は「四輪駆動ラボラトリ vol.5」に収録されています。
> 詳細は「電子書籍」を参照

タミヤ製の電池でミニ四駆を走らせないと、公式大会で勝つことは難しい

ミニ四駆は、タミヤ製以外の単3電池でも走りますが、公式大会で勝ちたいなら、タミヤ製の電池だけを使いましょう。 理由は、次の3つです。

  • ①電池によってミニ四駆のスピードは変わる
  • ②公式大会で使えるのはタミヤ製の電池だけ
  • ③どんなに速くてもコースアウトしたら負け

1つずつ、順番に説明します。

①電池によってミニ四駆のスピードは変わる

同じ単3電池でも、種類によってミニ四駆のスピードは大きく変わります。 大きさは同じでも、電池の重さや性能が違うからです。

タミヤ製の単3電池は、主に次の2つです。

試しに、「タミヤパワーチャンプGT」2本と、他社製の電池2本とで、それぞれミニ四駆を走らせてみてください。 同じ新品の状態でも、走るスピードが違うはずです。

ちなみに、アルカリ電池は使い切りで、充電式電池は充電して繰り返し使うことができます。
> 電池の詳細は、「パーツの種類と機能(①電池)」「電池の使い方をマスターしよう!」を参照。

②公式大会で使えるのはタミヤ製の電池だけ

レギュレーション(公式大会の規則)では、
「使用可能電池はタミヤの単3形電池」
と決まっています。 つまり、タミヤが主催する公式大会では、「タミヤパワーチャンプGT」と「タミヤネオチャンプ」のみ、使うことができるわけです。

ただ、ジャパンカップ2013では、「富士通プレミアムG」(富士通製のアルカリ電池)も使うことができました。
> 富士通プレミアムGの性能は、「【検証】富士通PremiumG」を参照。

なお、店舗大会(ミニ四駆ステーションが主催する大会)によっては、他社製の電池も使うことができる場合があります。

③どんなに速くてもコースアウトしたら負け

大会では、どんなに速いミニ四駆でも、コースアウトしたら負けです。 走行するレーンが変わってしまったり、逆走してしまったりした場合も、負けとなります。

ミニ四駆をコースアウトさせないように、しかも、なるべく速く走らせるには、レーサーとしての実力(セッティングの腕)を磨く必要があります。 コースに合わせたセッティングをするには、知識、経験、そして、スピード感覚が重要になります。

普段から他社製の電池を使ってミニ四駆を走らせていると、スピード感覚を磨くことができません。 また、タミヤ製と他社製の電池を両方使って走らせていると、スピード感覚が狂ってしまいます。 適切なセッティング(スピード調整)を妨げてしまうんですね。

ミニ四駆ステーションのコースお店のコースを走るミニ四駆
公式大会のレーススタートの様子公式大会のコースを走るミニ四駆たち

単にミニ四駆の走行を楽しむだけなら、他社製の電池を使っていても、問題ありません。 「大会に出場する気は特にない」という方も、いると思います。 ただ、上達を重ねてゆけば、やがて大会に出場したくなる時が、やって来るかもしれません。 ですので、最初からタミヤ製の電池を使うことを、お勧めします。

ただ、ブレークインなど、ミニ四駆をコースで走らせる時以外であれば、他社製の電池でも大丈夫です。 性能が低い代わりに値段が安いアルカリ電池を持っている場合、用途に応じて使い分けると良いでしょう。
> ブレークインは、「ブレークインをマスターしよう!」を参照。

タミヤネオチャンプは育成できる!

充電すれば、何度も繰り返し使うことができる「タミヤネオチャンプ」は、育成することができます。 充電と放電を何度か繰り返すと性能が上がるので、ミニ四駆のスピードが速くなるのです。 ロールプレイングゲームの「ドラゴンクエスト」や「ポケットモンスター」みたいな感じです。

その反面、長い間使わずにいると、逆に性能が下がってしまいます。 たとえミニ四駆を走らせなくても、1ヶ月に1回以上は、充電と放電をした方が良いみたいです。 せっかく運動して体を鍛えても、しばらく練習しないでいると、なまって動きがぎこちなくなりますよね? それと同じです。

また、最後まで使い切らずに充電すると、容量が減ってしまいます。 これをメモリー効果と呼びますが、研究者の間でも、原因は分かっていません。 ですので、最後まで放電してから充電するようにしましょう。 放電は、
 「単3形ニッケル水素電池ネオチャンプ(2本)と急速充電器PRO」の充電器、
 ミニ四駆(台にシャーシを乗せて、モーターが動かなくなるまで、車輪を空転させる)、
 自作した放電器、
などで可能です。
> 放電器の作り方は、「放電器を作ってみよう!」を参照。


育成して鍛え上げた「タミヤネオチャンプ」は、充電してしばらくの間は「タミヤパワーチャンプGT」や「富士通プレミアムG」よりも速いです(充電してから時間が経つほど弱くなる)。 2000回も充電できるので、「ミニ四駆バッテリーケース」で管理して、ガンガン使いましょう! 3〜4セット持っておけば、練習走行やレースが長時間になっても安心です。

ミニ四駆バッテリーケースに入れたタミヤネオチャンプ

ミニ四駆を走らせる電池は、タミヤ製ひとすじと決めて、ぜひミニ四駆ライフを満喫してくださいね☆


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